実に5年振り。
遂にblink182の新作『California』がリリースされた。
2005年からの無期限活動休止を経て、2003年のセルフタイトルアルバム以来8年振りとなるアルバム『ネイバーフッズ』がリリースされた時には、
まさか次のアルバムがこんな形でリリースされるとは夢にも思わなかった。
オリジナルメンバーのトム・デロング脱退と、アルカライン・トリオのマット・スキバを迎えてのツアーとアルバム制作。
確かに活動休止からの復活以降、唄い方の変化をを中心に叩かれる事の多かったトム。
とは言え、トム抜きでblinkと言えるのかどうかと考えると、かなりの不安を感じていたのですが、
こうして新作を聴くと、確かに過去のblinkとは一線を画す内容ではあるが、単純に素晴らしい内容であると言える。
マークの優しく胸に染み入るボーカルは変わらないし、何よりトラヴィスのドラムは相変わらず、いやむしろ前作と比べれば、これぞトラヴィスって感じのヤバさ。
昨今のトムの唄い方やら嗜好を考えると、マットの方がマーク、トラヴィスが本当にやりたいこと、blinkのやりたい事を忠実に表現してくれてるとも感じるしね。
この先もまたどうなって行くのかはわからないけども、とにかく、まずは今目の前にある素晴らしい音源がリリースされたことに感謝しつつ、しばらくはどっぷりと浸かろうかなと。