以前、仕事で嫌なことがあり

落ち込んでいた時に

村上春樹の言葉に救われました。


『けんかをしない』

というタイトルのエッセイ。


自身のことを分析していて

他人とけんかすることがなく

悪口を言われてもそんなに

腹が立たない、というもの。


有名であるからこそ

匿名の罵詈雑言を

浴びせられることがある。

それには

馬鹿だ、偽善者だ、嘘つきだ

などの言葉があるそうです。


普通の人なら、腹が立ち

嫌な気持ちを引っ張りかねません。


彼はそこで腹が立たないんです。

なぜなら自分のことを

たいした人間じゃない

と思っているからです。


卑屈になっている訳ではありません

そんな立派な人間ではないと

一歩引いて考えられる人なんです。


いい意味でプライドがない

とも言えます。


そこで気づいたんです

立派な人間でなければならない

というプライドが

自分を苦しめているんだと


開きなおればいいんだ

自分はそんなに立派なもんじゃない(笑)

そう思うと、気が楽になりました。



あれだけ世界中で有名な小説家に

プライドがないというのも驚きですが。。


自身の小説も

読み直してみるとずいぶん下手だ

と揶揄しています(笑)