事務所へAを連行し、入口の反対側の椅子へ座らせた。
そして、隠匿した物をテーブルに出させた。
そして、情報を聞く。
聞かなくてはいけないことは、研修担当のAさんが教えてくれた。
名前・住所・生年月日・電話番号・職もしくは学校・家族の名前と電話番号
そしてしばしの雑談タイムだった。
なぜ、盗ったの?
お金なかったの?
などだ。
結論から言うとお金はあったが、むしゃくしゃしててやったという事だった。
ストレス発散に万引き・・・
悲しいけど今後の万引きGメン人生で良く聞くワードだったのだ。
そして、店長判断にて警察へ連絡。
20分ほどして二人の警察官に情報と共に犯人を引き渡した。
しかし、長かったのはここからだ。
警察への事情聴取は当時3時間~4時間が当たり前だった。
結局20時までの勤務だったが、終わったのは24時を過ぎたころだった。
パトカーで店の駐車場まで送ってもらい、自家用車で帰路に着いた。
普段よりもはるかに疲れたが達成感のある一日でもあった。
これがきっかけとなり、万引きGメンをへて探偵業界へと入っていくのだった。