4人に支えられて

4人で、どう相談したのか?・・・1人が私のスキー板を、担いでくれた。

女の人が、お尻をついて何か言う。

直ぐに分かった。

滑り台のようにして、滑って行けばいい、と言ってることが。

「OK!アンダースタンド」

滑り台を降りるように・・・滑り、おちた。(降りるより、おちた感じ)

私が降りる2m~3m下には、彼が横向きで、私が急激に滑り落ちるのを、止めようとそこにいる。

彼はカニ歩きのように下り、私は滑り台降り。

そんなことを10分もすると、勾配は緩くなり、滑り台から、歩いて下へ、下へ向かった。

それでも彼はずっと、カニ歩きを崩さなかった。

 

私は足は怪我してなく、途中滑りそうになって、転びそうにもなっても、なんとか下へ下へと彼を追って歩いた。

どれぐらい時間かかったのか?20分ぐらい歩いたろうか。

勾配がさらに緩くなったので、私は大丈夫だ、歩ける。自分でスキーを担いで行くと言ったら、スマホを取り出して日本語で「私たちはあなたと一緒にいまよ ゴンドラの駅までついて行きますよ」とスマホを通して言ってくれた。

 

勾配がかなり緩くなると、少し余裕もでき、彼らと話した。

たどたどしい英語で・・・

「どこからきた?フォエアー? アメリカ、フランス?」

イギリス・・・そうか、4人はイギリス人か。

イギリスからここまでやってきて、私のために時間を割いてくれたのだから、彼らに来た目的、早く滑ってほしかった。

なるべく早く歩き、彼らの迷惑を最小限にしたかった。

 

そこで走り出した。

走りながら歌を歌った。

テンポをつけて「ハイヨ! ハイヨ!ハイヨ!ハイヨ!ハイ・ハイ・ハイ・ハイ・ハイ・ワッショイ・ワッショイ」

手をあげたり、下げたり、手を左右に振り振り、いろいろやったら、みんな笑っていた。

それぐらいのサービス?をしないと、申し訳ない。

 

最初はみんな笑っていたが、だんだん笑いが少なくなって、でも私は頑張って、歌を歌って走り、歩いたりした。

そのうちに笑いは止り、歌はやめた。

それでも雪の中を走る、また速足で歩いた・・・

 

ところが後になって、このことを反省した。

結果的には問題なかったが、頭を打った時は絶対安静が必要だと思い出したから。