6月10日 (火)
桃岩展望台とフラワーロードを歩く
朝になっても天気が良くならず、そこで霧が出ても道迷いのなさそうな桃岩展望台とフラワーロードを歩いてみることにした。
さぁ行こうか 登ろうか
9時半出発のフェリーターミナル行の車に、便乗して桃岩登山口で一人、降ろしてもらった。
降りるときに登山口を聞いたら「あっちの方だ」と指をさしてくれたのでその方向に歩いて行った。
ちょっと勘違いして、左に曲がるものだと思って左の方ばかり見ていたが、一向に登山口は出てこない。
どうも実際の登山口は、右だったようだ。
ともかく自動車道を上って行けば、登山道と交わり、間違いなく桃岩展望台に行くと、前夜に教えてもらっていたので先へ先へと進んだ。
30分も自動車道を上っていくと、右に〇〇群生地の看板を見つけた。
曲がるのはここかな?と考え立ち止まっていると、後からマンテンバイクに乗ったペアが来た。
私が道を聞く前に、女の人が「どうしたんですか。どこへ行くんですか」と声をかけてくれた。
私・・・「桃岩展望台は、ここを曲がるのかな」
彼女・・・「もっと行くと道が2つに分かれるから、そこを右へ上って桃岩展望台」という。
2人に「どこへ行くんですか」と聞いたら桃岩展望台と言う。
自転車なので当然2人が早い。
そこでまた自動車道を上っていき、約30分ぐらいして道が2つに分かれたところに来た。
あたりを見回すと、桃岩展望台と書いてある標識が見えた。
ここを右に曲がって、先へ先へと行くと左手に駐車スペースがあり何台かの車が止まっていた。
もうずいぶん近づいたと思うと、右の山道から人が出てきたので、聞いてみるとここの山道を上れば良いと言う。
細い山道、といっても舗装されているので間違いることもなく、無理なく登って行った。
10分も登らないうちに桃岩展望台の看板。しかし展望台といっても靄が出ているので全く見通しは無い。
ここで水を飲んで、少しばかりのお菓子を食べてその後、予定通りフラワーロードから知床バス停に行くことにした。
フラワーロードは迷わないで行けるか、との不安もかなりあった。
靄かかり 行き先細く 先見えず 不安いっぱい それでも進む
《 危なっかしい私の人生、そのものかも?(笑) 》
靄が出ているので10メートル先と見えないが、道は草に覆われても、何とか人が通った後がわかるので、進み続けた。
ここの登山道はアップダウンが多く、階段も多いが、かなりのところにしっかりとした柵がついていたりロープが張ってあるので、靄がかかり数メートル先しか見えない時も、それを頼りに迷う事は無さそうだった。
この辺はあと2、3週間もすると、高山植物が咲くお花畑が見事ではないかと想像する。
やっと咲いている足元の黄色とか橙色の花に、元気をもらい先に先に進んだ。
上り階段はそんな難しくは無い。
特に手すりのあるところは、手すりを持って登ったり降りたりした。
途中から手すりがないところもあり、またロープも張っていないところも出てきた。
昼に休んだ桃岩展望台から1時間半くらいで、元地灯台の分かれ道までやってきた。
しかしここで迷った。
標識は元地灯台と書いてあり、10分20分も歩くと灯台に行くのであろうか?
しかし灯台に行くわけではない・・・といってもその先に、どちらに行こうが道が見えない。
ここから知床バス停はどう行ったら良いのだろうか。
道は途絶えてどこにも見当たらない。しまった。間違えた?
迷ってうろうろしていると、「どこへ行くんですか」と声がした。誰かが近くにいるんだ。周りを見ると先程私を抜かしたペアがいた。
知床バス停に行きたいと話したら、私たちもそっちへ行くからと言うことで、2人の後についた。
2人はそれほど速く歩くわけではなく、何とか頑張り後をつけていく。
2人にあってからの道は、階段があるわけではなく、ただただ広く長いダラダラした下り坂であった。
下り坂を30分40分それ以上歩いた。
「北のカナリヤ」と書いてある大きな看板があった。ここは映画のロケ地となったようで、少しばかりの観光地らしい。
2人はそちらへ行くと言って、私の行く知床バス停の方向を指でさしてくれそちらに行けばいいという。
知床バス停はどこだ
今までほとんど真っ直ぐに下ってきたから、また真っ直ぐに坂を下って行けばいいと思った。
言われたように、とにかく砂利道を下っていったが、すぐに道が途切れてどういっていいか先がよくわからなくなった。
そして今まで下ってきた砂利道は、いつしか右側にも砂利道があり2本が並走している。
2本の道がならび、どちらの道も草むらで終わっていて、草むらを入るのか?
立ち止まってよく見ると歩いてきた方の道は、草むらに入る手前で左に大きく曲がっている。
違うと思いながらも、そちら左にに行くしかなかった。
・・・つまりは左に曲がって、またその先も左に曲がって・・・U字型に曲がりそのまま進んで他人の家の敷地の中に、入ってしまった。
敷地内には1台の車が止まっていて、さらに奥には道路が見え、家も両側に立ち並んでいた。
見える道はバス道路ではなく、ここに来たのは、ともかく間違い。
先程の「北のカナリヤ」の看板に戻ることにしたが、戻るにも大変・・・訳がわかず草むらに入ってしまったり、並走していた別の砂利道を上って行ったりした。
すると進入禁止と書いてある。
どうしようかと立ち止まって、見まわすと砂利道の先に先程の「北のカナリヤ」の看板が見えた。
看板に近づき看板をよく見ると「北のカナリヤ」近道とも書いてある。
「北のカナリヤ」に行けば間違いなく人はいるだろうが、看板を見ると行きかたは相当に複雑で行くには無理そうだ。
ここで振出しに戻った。
看板をよく見ていると脇に知床バス停と書かれた、小さな標識を見つけた。
それは先ほどの人が指で教えてもらった方向と同じ・・・そこでまた同じその方向に歩いた。
やっぱり何も変わらず、どうしても草むらに入るか、左のU字状に行くしかない。
見落としかもと思い、右や左の分かれ道をゆっくり探し歩いたが、それは無かったか、分からないかった。
やはり前と同じ家の敷地に入ってしまった。
そうなると最後の手段、家がある、車が止まている。
だから人がいるのではないか。
この家に行って道を聞くことにした。
頑丈な鉄ででき、た階段を上がり、2階の呼び鈴を押してみた。
応答はない。玄関には鍵がかかっているかと思いつつもドアノブを回すと開いた。
「ごめんください。だれか居ませんか」と大きな声で何回言っても、人が出てこない。
そうなるとお手上げなのだが、それでもまた初めからやり直そうと「北のカナリヤ」の看板まで戻った。
この付近は何回か時間をかけて行ったり、来たりしたのでだいぶ道は覚えた。
もしかしたら草むらの脇に、細い道があるのかと、よくよく探したがそれもわからない。
もう一度、看板を見ていると知床バス停0.2キロと書いてある字を見つけた。
0.2キロつまり200メーターか。
ならすぐだが、あの草むらを掻き分けて入っていけば、バス停に行くのだろうか?
そして草むらに入ろうとしたが、やはり草や木が多く1メーターも2メーターも入れない。
ここで完全にどうしていいかわからなくなった。
あと200メーターで知床バス停行方不明。
いや私が行方不明・・・なんと馬鹿な。
既に2時間くらい暑い中、ここらを行ったり来たりしている。
時間は2時過ぎか?
人は通らないし、人影もない。
こうなると最終的には電話で聞くことを考えたが、聞いたところで自分がどこにいるか説明できない。
今夜の宿、桃岩荘に「あと200メーターで知床バス停なんだが道に迷った」といえば笑われるだろう。
幼稚園の子供じゃないでしょと言われ、きっと「北のカナリヤ」に行って聞いてくださいと言われる。
警察に電話したら、いたずら電話と思われよう。
さぁどうしよう。
(長いので,ひとまず終わり)・・・続く・・・