6月12日 (木)
3日間過ごした礼文島の思い出をあとに・・・
送迎の車は2台、たくさんの人が乗っているから帰る人が多いと思ったら多くはスタッフさんだった。
私1人のために?こんなにたくさんの人が見送に来てくれる?ようだ。
香深港から稚内に行く船に乗った。
桃岩荘に泊まっていた仲間で、乗ったのは私1人だった。
「え!私ひとり?」
「杉山さん、船に乗ったらデッキの一番後ろに行って岸壁を見てくださいね」と言われた。
そこでデッキの後ろに行って岸壁を見降ろすと、スタッフさん達が並んでいた。
あの背の高いスタッフさんもいる。またフルートのMさんもいる。みんないる。
海を隔てて伝わる情熱
「杉山さん~礼文を楽しんでもらえましたか」と船に向かって声を張り上げてくれる。
私1人のために、大きな声で見送りの歌や踊りをやってくれた。
夜のミーティングの興奮がここでまた・・・
船の汽笛が「ボー」と鳴る頃になると、歌や踊りの最高潮になり、船上の観光客も物珍しそうに見入っている。
船が岸壁を静かに離れた。
それでも船に対して(私に対して)踊り歌いの送別の儀式は続く。・・・
その踊りは、彼ら彼女たが小さく小さくなっていっても、ずっとやってくれていて船上から見ることができた。
ありがとう。桃岩荘のみんな。ありがとう。
勿論、私もみんなが見えなくなるまで大きく手を振り続けた。
香深港 桃岩音頭に 大きな感動 私1人に 見送り12人
船が出る 香深港は 歌や踊りに 包まれる この感動は 忘れまい
船はだんだんと、礼文島を遠ざかり島は小さくなる。礼文の島よ、また来るよ。
「杉山さん 礼文で楽しんでくれましたか。
良い旅を続けてくださいね」・・・礼文島が見えなくなっても。いつまでも心に残っていた。
宿泊した桃岩荘からフェリーターミナル香深港まで車で15分。こんな時多くの宿は「気をつけて帰って下さい。またいつでも来てください」と言って港まで送って帰っちゃうのが普通だろう・・・
ところが桃岩さんたちは船が出るまで、いやいや船が見えなくなるまで(?)大きな声で「帰ってきてねー。旅、楽しんでください」と船のデッキにいる私に向かってみんなで大声を張り上げてくれたことだろう。
桃岩荘でのたくさんの経験は大きな感動と感激、またたくさんの感謝と喜びでいっぱい。
いろいろに貴重な経験をありがとう。
そして私は次なる旅に発った