私の旅は、出発する前から大変だ

台風がどうやら消滅したようです。

温帯低気圧になったということかな。

そんなことで、旅に出るのをためらっていたけれど、いよいよ行けそうだな、という気持ちになってきました。

今日も一日中、旅のことを、いろいろと調べていましたよ。

しかし、なんでそんなに調べるのか、というと・・・。

それには、理由があるんです。

もし、〇〇駅で電車を降りたら、その先は何も分からない。

どうやってホテルまで行けばいいのか、まったく分からないんです。

多くの人は、スマホで地図を検索したり、Googleマップを使ったり、あるいは普通の地図を見たりすれば、たいていの場所には行けますよね。

ところが、私はそうはいかない。

何しろ、目が悪いからです。

そこで、どうするか。

大きな画面のデスクトップパソコンでGoogleマップを開き、できるだけ拡大して調べるんです。

勿論普通のGoogleマップは解らないから、白黒反転してみます。

もう少し目が良ければ、こんなことをしなくてもいいんですけどね。

紙の地図だって、拡大して400倍、いや800倍、もっと大きくできればいい。

でも、そんなことをしたら、行くところの屋久島全体の地図を印刷するだけで、A3の紙が30枚、いや、それ以上になってしまうでしょう。

それでも見えるなら、何枚だって持っていきますよ。

ところが、地図を大きくしたところで、私には十分に見えないんです。

では、どうするか。

白黒にしたGoogleマップを見ながら、駅を降りてからホテルまでの道順を、自分で紙に書いていくんです。

紙に書くといっても、ボールペンでは細くて見えません。

だから、マジックで大きく書く。

例えば、こんな具合です。

駅を降りたら、まっすぐ300メートル歩く。郵便局があったら、そこを左に曲がる。

しばらく行くと家が何軒か並んでいるから、その先を左に曲がる。

さらに50メートル歩いて、今度は右に曲がる。

まあ、そんな感じです。問題は郵便局がわかるかどうか?

ところが、ただ距離と曲がる方向を書けばいい、というものでもない。前の旅で郵便局が解らないで大変だったことがあるので・・・。

曲がる場所がどこなのか、目印になるものは何なのか。それを調べておかないと、私は道を見失ってしまうんです。

だから、もう大変。

一つの駅からホテルまでの道順を調べるだけで、何時間もかかってしまいます。

しかも、それだけでは終わりません。

途中においしい店があれば、そこにも行きたい。

〇〇という観光地があれば、そこにも行ってみたい。

そうなると、ホテルからその店まで、駅から観光地まで、また道順を調べて、紙に書き加えなければなりません。

いやいや、私の旅は、出発する前から大変ですよ。

それでも、無事に行って帰ってこられればいいんです。

ところが、これだけ準備しても、実際に行ってみたらうまくいかないこともある。

途中でどうにもならなくなって、帰ってくることになるかもしれません。

それは、行ってみなければ分からない。

今回の旅は、10日ぐらい出かけるつもりです。

そのために、もう2週間以上も前から、毎日何時間もかけて、旅のことをあれこれ調べています。

これだけ準備したんだから、何とか行きたい。

もし行けなかったら、ちょっとショックですね。

旅に出ている時間と、その旅の準備にかける時間が同じくらいになってしまう。

いや、準備のほうが長いかもしれない。

旅って、こんなに大変なものだったかなあ。・・・実は目が悪くない時は、行く場所さえ決めないで適当に旅に出ていたんだが・・・

そんなことを考えていたら、ふと思いました。

もしかしたら、私はもう、一人で旅に出ることができなくなるのかもしれない。

誰かと一緒に行けばいいんですけどね。

でも、いつも誰かに付き合ってもらえるわけでもない。

行きたいところがある。

見たいものもある。

おいしいものだって食べたい。

それなのに、目が悪いというだけで、出かける前から、こんなに苦労しなければならない。

さて、今回は無事に旅に出られるでしょうか。

これだけ調べたんだから、何とか行きたいものですね。

頭の中に地図は入っています。