その10
オフロードバイクで走る
その後35歳くらいに125ccオフロードバイク(ダート、林道走行のオートバイ)を買った。
私としては珍しく新車だ。(ホンダMTX125だったかな)
バイクを買ったはいいが、免許無いのではしょうがない。
さてヘルメット、これも私としては良い(高い)ものを買った。
このヘルメットはオフロード用、そしてそのヘルメットにゴーグルを掛けて、いざ出発。
かっこなんてどうでも良いと、日頃思っている私だが、この時だけは、少しかっこ良くなっていたと思う。
「ヤホー・さあいくぞ、出発!何処までも」
ところがすぐ問題が・・・
片目である事の問題は、走る前に出てきた。。
このヘルメットにゴーグルを付けると、視野の前面右側がゴーグルの目と目の境の部分に邪魔されて、全く見えない。
それに右のバックミラーも見えない。
勿論、顔を横にすれば見えるが、何時も顔を横にして走っていたら、今度は左側が見えにくい。
これで事故でも起こしたら、安全運転義務違反に、問われるだろう。
初めて片目で、ごまかしの効かない事態に遭遇した。
ゴーグルをしなくても、オフロードバイク用のヘルメットはチンガードが付いていて、やっぱり右側は見えない。
(チンガードとは安全のため、顎や顔面前方、つまり鼻、口、辺りからサイの角のように出張り衝撃を保護する)
そこで右側のバックミラーを、肩ぐらいまでの高いものに変えることも検討したが、ともかくバイクを買った店に相談したら、ヘルメットを、フルへース型にして乗ってみたらと言われ、そのようにしてみた。
これで視野は広がり、何とか解決した。
使えなかったヘルメットはそのまま、とうとう埃で汚くなってしまった。
その頃、車の大型免許を取ることとした。
高校では生徒課交通安全の係をやっており、よく沼津の自動車教習所に出入りしていた関係もあり、「先生なら大型免許10万でやりますよ」と言ってくれた。
確かではないが、3~4割安い話だと思った。
「よし大型免許とるぞ」そこでまず、視力の検査。ここでひっかかった。
片目では大型免許は取れないと言われ、この話は消えてしまった。
ここでも片目では、ごまかしの効かない事に遭遇したのだ。
40歳になって、ボート免許を取った。
4級船舶というもの。
これはごまかして取れた。
この頃の船の免許修得は、まだ甘く、視力なども、うるさくなく目がみえれば“まあ良い、まあ良い”で取れた。
5年に一度の書き換えでは、取りあえず身体検査、視力、聴力などの検査もある。
左目の視力OK、右目?「今日少し疲れて見にくいのですが…」
「一番上の左がイでその下がエで…」と今左目で覚えたことを、やっとわかる程度に言う。
「まあ〇〇としておきましょう」
と言うことで合格。
(〇〇ははっきり覚えていないが、まあいつもは見えている事にしておきましょう・だったかな?)
これは自分というより、検査官の方がごまかしてくれた。