前バックがあった。

 

どうしよう。困った。

どうしよう。

どうしよう。

バックを藪に隠すか。

いや、そんなことしたら、今度は犯罪になる。あぁどうしよう。

パトカーのドアが開いて警官が来た。

私は、ただただ頭を下げた。

「すいません。ありました」

警官はどう思っただろうか。

変な奴だなぁと思ったか。こいつは頭、おかしいと思ったか。

心の中はわからないが、きっと呆れたことは間違いないだろう。

警官・・・「それでは、すべての届け出は、取り消しますよ」

私・・・「はい、お願いします」

警官・・・「じゃあ私は、これで帰りますよ」と言った時、呼び止めた。

私・・・「あの人に一時でも、疑ったんだから、謝りたい」

警官・・・「そんなこと、しなくていいですよ」

「トラブルになったらどうしますか?」

「もしその人が怒ったらどうしますか」」

言われてみると、確かにそうだろう。

警官・・・「会ったら、申し訳なかったと頭を下げていた。と言っておきますから」

 

警官・・・「私がうまく言ときます。あなたは顔を合わせないで、旅行者ですよね・・・。

早くここを出て行ったほうが、いいと思いますよ」

確かに・・・。急ごう、すぐに出よう。