「鷹狩山、1.4km」と書いてある標識を見ていると、どこからか声がかかった。

「こんにちは。どこにいるのですか。すいません。見えないんですけど」と言ったら男性がそば居るのに気が付いた。

何をしてるのかと聞いてみたら「俺はこの辺をぐるぐる回ってるよ。さっき鷹狩山まで行ってきた」という。

ここはT字路?(または十字路?)でいつも私は右周りに行くが、「左の方が雪が少ないよ」っと教えてくれた。

そこでその人の言うように、今回は左周りで行くことにした。

ここまで来ると鷹狩山は、右周りと左周りがある。

この山は近道の登山道もあるが、車道も山頂まで走っている。今の時期は雪で通行止め。

私はそんな車道を歩いている。

 

足跡を追って

足跡と言うよりも、前に何人かが歩いたトレース、その跡はだいぶ凹が付いていて、目の見にくい私にも、で探るとここは凹んでいると分かる。

トレースがあると、そこは人が通った後だから登っていくのに、そんなに迷わない。

ところが、歩いているうちにトレース跡が、なぜか消えてしまう。

実際には見失ってしまう。

見失なるとそこは雪が深くなってブスブス潜る。

そうなると、そのトレースを探すのに苦労したり、いくら杖を使っても探せなかったりする。

あ、ここは雪が少ない。硬い。人が通った後だ。

と、トレース跡を見つける。

そんなことを何度か繰り返しているうちに鷹狩山の、山頂展望台に着いた。

着いたのは11時半頃で、3時間半くらいかかった。