山小屋、雷鳥荘であったこと。

男性、50歳くらいか。

洗面台は2台あり、私が1台使っていて、隣が彼・・・

彼は使い終わった洗面台を、傍に置いてあるタオルで、とても丁寧に拭いて、それを隣で見ていてとても感動した。

「いや、素晴らしいですね。使い終わった後に、次の人のために、拭くなんて」

「私もそんな素晴らしい人に、見習わないと」と言った。

彼はまあ、いや、いや・・・と照れくさそうにそんなこと、言い残して手洗い場を出て行った。

私も手を洗い終わって出て行こうと、2,3歩ほど歩いたところで、素晴らしい人に見習わないと言ったことに気が付いた。

見習わないと・・・そして使った洗面台を、ざっと一回拭いた。

それは全く心が伴っていない拭き方・・・横左右前全部で4秒程度。

彼は丁寧に拭いているのが伝わってきた。

これでは見習うと言った私だが、全く見習っていない。

形式的というか、口だけというか・・・全くダメですね。

笑ってしまうほどいい加減。

笑ってやってください。口だけ男、私も(自分を)笑っていますから。

大体できないことは、言わなけいいんだ。

素晴らしいですね、とだけで終わりにしておけば、いいのに一言多かった。