腹が減っていた。
ドライブ気分は10分で冷め、やみくもに飲食店を探しはじめる。
探すと見つからないのが俺の人生。
いい加減、腹が減って腹が立ってきた時
駐車場に入りやすい店が目に入った。
看板をみると「長崎ちゃんぽん」と書いてある。
( ここは長崎でない ) と思いつつ安易ネームの店に仕方なく入った。
髭面のおっさんに、愛想の良いおばちゃん。
客は以外にも多い。
「はい、おまち!!」
見た目はいたって普通のちゃんぽん。
さっそく食べてみた。
・・・。
はっきり言って
めちゃくちゃうまい!!
ちゃんぽんを好んで食べない自分が
好物のラーメンを上回る勢い。
「長崎の桃源郷やーー!!」ってくらい。 ←だからなんやって
もくもくと食しつつ感動していると、なにやら後ろが騒がしい。
振り返ると人の列が!?
どうも、かなりの人気店だったようだ。
『見た目じゃない。』
中身の大切さを、ちゃんぽんから学んだ俺。
「やるな、ちゃんぽん君。」
一喜一憂しつつ満足気に独り言を放つ俺を
見て見ぬふりをする隣の女子高生。