サンフランシスコのThe Mantlesの2ndアルバム"Long Enough To Leave"
2009年の1stアルバムから約4年ぶりに出ました。
彼らの1stアルバムに収録の"Don't Lie"は今でも定期的に聴く素晴らしい曲で、この強力な名曲のせいで、このバンドは今後、この曲以上のものが期待できるのか?と思うこともあったりして、2ndアルバムを聴くのは遅れましたが、もっと早く聴いておけばよかったです!
彼らのサウンドは、主に80年代初期のLAの60年代のロックのリバイバル的なムーブメント、ペイズリー・アンダーグラウンドと比較されてきましたが、同時期のNZのインディーバンドにも共通性があるし、曲によっては初期のR.E.Mも彷彿します。
ジャングリーな、といっても深いリバーブでキラキラな感じじゃなくて彼らの場合は、ゆるくてちょっと乾いた感じ。まぁ所謂ローファイ的な…そこが好きです。
そして自分が久々に、うおぉー!!と心の中で唸った曲にいくつか出会った。Marbled Birdsやアルバムタイトル曲のLong Enough to Leaveが、すっごく良い。それと特に最後のShadow Of Your Stepが素晴らしくて…。メロディ、ギターの音、ボーカル、全てにおいて、自分のツボです。アルバム全体としては地味で渋いので、途中印象が若干弱くなる部分も少しはありますが、それが全然気にならない。
最近のバンドだとTwerpsや、Womenの60年代ぽいメロディのセンスにピンと来たら、The Mantlesもオススメしたいです。正直、Real Estate並の高評価を受けてもいいと思う。曲も書けるしアレンジスキルもある。こういうギター音楽を作ってくれるバンドの作品を私は大切にしたい。
Hello
Reason's Run