5/5に念願のDKサウンドにいってきました。
京浜工業地帯の工場の屋上で開催するパーティーで三年ぶりの開催だった様です。
場所を告知しておらず、メアドを登録すると案内が来るという形式の為、
思ったより人は多くないもののYouTubeで見た2008年かいつかの動画よりも人は多かったです。
自分としては単身で夜遊びに行くのはこれで最後にしようと思っていて。
もう15年くらい散々夜遊びしてきましたし、もうこの辺で区切りをつけようと考えていた中での開催だったので
最後に大好きなロケーションで
ずっと行きたかったパーティーでクラブ人生を締めくくる事が出来て良かったと思ってます。
色々な事を考えていました。
若い子も沢山いて、ハタチくらいの女の子とか。
私にもこれくらいの時があって、
怖いものなんて何もなくて、
何も知らない頃。
沢山の色んな出会いが会ったことも、
色んな事を学んだ事も。
十年以上遊び続けたら
ふらっと遊びに行っても、いつも妹ポジションだったのが
気付くと姉さん、みたいなポジションになっていたり。
面倒見てあげる側になってたり。
若さって無敵だなーと思ったり。
何よりも物理的に無理になってしまう。
なにやら何十年に一度だかなんだかの
スーパームーンとやらで
大好きな工場地帯の夜景に大きな大きな満月。
いつも行っていたのとは若干音の系統も違い、ロケーションも違ったため
この規模のパーティーで知った顔を見ないというのもなんだか新鮮でした。
ふかふかの座り心地のとても良いソファーまで屋上においてあって、
一時間以上そこに一人で座って色んな事を思い出していました。
なにか、卒業式の日の卒業生のような感覚でした。
ここにはもう居られない事を頭では理解しているのだけれども、
言いようの無い淋しさみたいなものを感じました。
いつかこういう日が来る事もわかっていたのになあ、という。
ロケーションは本当に最高でした。
360度どの方角をみても景色が素晴らしかった。
FFⅦの世界に入ったみたいで。
風も気持ち良くて、フロアも広々としていて開放感があって素晴らしかった。
4時をすぎる頃にはぼんやり明るくなってきて、
何故だかとてもかなしい気持ちになりました。
全てが終わってしまうような気がしたのです。
長い夢から覚める様な、悲しい気持ちでした。
しかし、悪い夢から覚めるような新しい希望みたいなものも同時に感じました。
暗いうちは音の感じも好みでしたが、
朝がきて終わりが近づくと
ちょっと音がキラキラと大袈裟な感動的な音楽になって、
でもとても盛り上がっていて
なんだか自分が物凄くその場に不釣り合いなような気がして
音が完全に止まる前に、工場地帯を後にしました。
私が一つだけ言える事は、
寂しがりやがクラブで遊ぶ時は音が止まる前に帰らなければダメだよということ。
ちょっと、後ろ髪引かれる位で帰るのが丁度いいです。悲しくならない。
あと、泥酔して沈没している人がいたらお水を渡して助けてあげましょう。
その人はもしかしたらあなたが沈没した時に助けてくれるかもしれません。
私も若い頃、泥酔して倒れてしまったときは見知らぬお姉さん達がお水をくれて、助けてくれたものです。
友達が潰れている事に気付かなければ、見知らぬお姉さんお兄さん達に叱られたりしたものです。
あなたがしっかりしなきゃ、ダメなんだよ、とか。
そうして、助けてもらったので
若い子が倒れているとついたすけてしまうのです。
助けてあげた子が、お姉さんになった時にまた潰れた若い子を助けてあげるようになってくれたらいいなと願いを込めて。
ろくでもないのは、みんな同じなのだから。
「順番制だったのかもしれないな」と最後の日に思ったりしました。
最後にluke slater見たかったなあ。
でも、もう我が人生に悔いなし。
さようなら
沢山の東京の夜たち。
さようなら沢山のなくなってしまった東京の箱達。
さようなら沢山の恨みたくなるような朝日の眩しさと烏達。
もう多分会わない。
通勤ラッシュの人混みに少し後ろめたくなる事ももう多分無い。
さようならわたしのろくでもない過去のひと時。
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