こんな夢を見た
で始まる夏目漱石「夢十夜」私の最も好きな漱石の作品の1つである。
しかし毎日「こんな夢を見た」と夜中の3時4時に目覚めていた日々だが、
遂に今朝に至っては2時台に目が覚める。
余り気持ちの良くない夢。
恐らく仕事のプレッシャーや、様々な抱える事を放棄した悩み等が原因なのか。
昨日に至っては最悪の悪夢で、身体が重いとうなされ始め苦しくなり目覚めると(恐らくまでこの時点で夢の中)女が私の上に乗っかり、私の首を殺意を持って絞めていた。
殺されるのかなと恐怖を覚えつつも
〆さばでは無いのでしめられるのは困るなあ、と
至極仕様もない事を頭に浮かべつつ
うわああああとガバッと起きる草木も眠る丑三つ時。
私は恐怖に震え、隣の部屋の猫を抱きかかえて
ベッドに潜り込む。
10秒で猫キックの餌食になり、腕の中から脱獄されてしまった。
しかし相思相愛の間柄。
手の届かない距離に香箱座りをし、真っ直ぐに私を見守ってくれていた。
嗚呼、猫型守り神。今日はおのれは猫型守り神だ、と思った。側に居て。怖いから。
猫は黙って目を細め、真っ直ぐに私を見ていた。
私は安堵に包まれ、見事二度寝に成功。
もしかしたらあいつは本当に守り猫なのかも。
ブログを再開したのは吐き出したいからで、私は此処に今何を思うかを若い頃のようにドロリと吐き出したかった。
文学的な才能もないのに、また文章を書きなぐる事を放棄していたからカンも全く戻っていない。
私の中のドロドロとした気持ち。
日々この東京という戦場で私は戦っている。
このブログを始めた頃の私の主戦場は現在の戦場では無かった。
私は私らしくいられていたのだと思う。
立場も変わった。
私はもっと上手くやらなければならない。
あの頃の私より主戦場の精鋭部隊である事を必要とされている。
負けたくないし、結果を出したい。
上手くやりたいし、人をうまくまとめたい。
自分らしさを取り戻しつつ、前に進んでいきたい。野心ではなくなりたい自分に近づきたい。
ベストは尽くせているのか。
今日はこれが出来たけど、これが出来なかった。
日々の振り返り。
私は成長したい、昨日より、一昨日より。
私にできる事、私にしか出来ない事、なんだろう。負けたくない。
ここで負けたら私は潔くこの仕事を辞めると思う。だからこそ最後できる限りやり尽くしたい。
たとえ時間がかかっても、不器用だとしても。
今は多分、そんな時期で
自分と毎日戦ってる。