『じゃあ、あんたが作ってみろよ』最終回鮎美&勝男のラストに反響「ロス」の声も続出(ネタバレあり)
夏帆と竹内涼真がダブル主演するドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系/毎週火曜22時)の.......... ≪続きを読む≫
少し時間が経ったので、
じゃあ、あんたが作ってみろよ
BL外ですが、最終回に思うことがあったので、
こちらのネタバレ感想を。
まず、原作はまだ続いているらしく、原作を読んでいないので
あくまでドラマベースの感想です。
ドラマを見ての感想は、とてもすとんと納得のいくものでした。
勝男が
・好きだからこそ、彼女に自由を与えるために別れたのか
・「目の前にいる女性は素敵だけれど、自分の愛した女性ではない。無理」と別れたのかは知りません。
でも、どちらにせよ、別れて正解です。
正直、人はあのドラマのように短期で変われるものではありません。
勝男のような男性って、
それ相応の力と愛情をもった根性あるツレ(相方)が
少しずつ少しずつ決死の覚悟でぶつかりながら、
価値観を女性がへし曲げていかないと治りづらく、
かと言って完全に治るものではありません。
さほど人を変えるのは難しい話です。
でもあのルックスと身長、シゴデキ等の要因から彼は結婚するだろうし
正直40になっても50になってもバツ2でもバツ3でも男性は……
男性なら何度だってやり直しが可能のように思います。
でも、問題は鮎美の方で、心配なのは鮎美の方で、
だから正直、ハッピーエンドには思えませんでした。
鮎美は一人で生きて行く感じでいますが、
全くもって他人に流されてばかりで
大筋のところは何一つ自分で選んでいません。
まずあれだけ短期間に3つの浅はかな行為をします。
(1)ミナトという沼男にいとも簡単に落ちたこと
(2)春巻きを褒められただけでいともかんたんに会社をやめたこと
(3)のみならず、お金を持ち逃げされたこと
とんだ世間知らずですが、
それ以外にも実は
髪を染めたのも、
テキーラが好きになったのも、
飲食をやろうと思ったのも、
メキシコ料理の店をやりたいと思い出したのも
すべて自分から生まれたものではなく
「近しい人間から受けた影響」「流された結果」です。
私も某チェーン店飲食店店長をやっていた経験がありますが
ひとつの店舗を運営するというのは
人件費・テナント代・原価・光熱費・ロス・宣伝・人材募集等等
想像以上に数字を背負うもので、
最初は人のためにという思いもどんどん利己的になり自分の感情が死んでいく、
血尿がでるほど神経が摩耗して自分を失う過酷な仕事です。
その上飲食店舗の3年後の廃業率は70%
10年後の廃業率は、約90%以上、
5%しか生き残らないとも言われる業界です。
仮に30歳で3千万使って始めたとして40歳には無一文になる可能性もあるのが飲食業なのです。
たかが春巻一個褒められたから、簡単に飛び込んでいい世界ではありません。
まして鮎美は30歳。
30歳女性といえば、大手飲食店ですら店長経験がない限り、
未経験からの飛び込みは結構厳しいものがあると思います。
それなのに、飲食を目指して30からの10年間を賭けると?
結婚・出産すらも諦めて?5%の生き残りをあの程度の甘い考えで?
その辺にうじゃうじゃいる定年後、退職金全部メロンパンのFCに注ぎ込んで
すべてパーにするオッサンじゃないんだから……。と思ってしまいました。
私なら仮に「ここ借りてあげたから」とテナント指定されたとして
まずカウンター右手に通りがかる客層調べから始めるけど、
それもなしに簡単に入金しちゃう女性に、果たして明るい未来はあるでしょうか。
さらに悲惨なのは、勝男との別れのせいか、湊との別れのせいか
「人に助けを求める」ことを悪として
自分で何もかも背負いこむ拗らせた感じになってしまいました。
あの生き方、正直、すごく不自由そう
あれは「成長風味」であって「成長」ではないと思う。
会社を辞めたなら、失業保険を受けて、
職業訓練学校の見学に行って
将来的に有望なケアマネージャーなり、3D CAD目指すなり
ドローンの資格を取ろうとか、
「これから伸びる」業種の選択肢をもっともっと探して欲しかった。
もう私は料理好きだから将来はお店やりたいのぉ〜に
明るい未来の可能性は極めて少ないと私は思う。
ブラックな仕事していると、
「留学したい」「自分でお店やりたい」は二大脳死案件ですが
鮎美に明るい未来が見えない上に
甘えたくない拗らせ体質になってしまったことを
(Iターンで周囲に教えを乞う感じの地方住みも厳しそうな印象)
残念に思いました。
