僕らの目指す日本一のチームとは | あ、どうも!瀬田のお便りです。

あ、どうも!瀬田のお便りです。

DURCコーチの徒然なるつぶやきをお届けします。

お疲れ様です。
金野です。

 

最近では朝5時台は日が昇ることもない中で乗艇練習を、夕方5時には日が沈む中でのトレーニングを。
冬期はオフシーズンですが、オンシーズンと変わらぬ体制で練習に励んでいます。

3歩進んで2歩下がる。
まさにそんな毎日の積み重ねが、彼ら彼女らを勝利のゴールへ導いてくれています。

 

最近、学生の公式ブログを見ていて感じることがあります。
それは、
「以前よりも考えが深いところにやってきたな」
ということです。

 

同志社大学のいいところでもあり、悪いところでもあるのですが、
同志社大学ボート部には技術指導においてプロコーチはおりません。
(2016年よりフィジカル面は岩井コーチ、堀田コーチにご指導いただいております)
指導陣は同志社大学ボート部OBです。
世界で戦ったような実績のあるものではありません。
実業団での経験もありません。

だからこそ、選手とともに学び、悩み、作り上げていくことができるのだと考えています。
こうやれ、ああやれ、と言われるだけの選手ではなく、
より強くなるために、より速く走るために、どうすればいいかを学生が考えて行動に移す。
指導陣はそのサポートをしています。

大学スポーツは学生主体であってほしい。
自ら選んだ道で、自ら決めた目標に向けて、自ら掴み取る実力をつけてほしい。
そういった思いを根本に持って、私はコーチの一人として関わらせていただいています。

 

「井の中の蛙、大海を知らず」
この言葉も、私の想いの中でとても大切なことの一つです。

日本一になる、口で言うのは簡単です。

 

では、日本一のチームがどんなことをしているか、どんな思いで取り組んでいるのか。
まだまだ学ぶ機会が必要です。
学ぶ意欲が必要です。

部内では、日本代表選考会に参加するものや公認指導者の資格取得の勉強をするもの、国体にチャレンジしたいと言うものが出てきました。
今の殻に閉じこもらず、広い視野でボート界を見つめ、今の自分に足りないものを探す努力をしています。

 

125年目のボート部は、数年ぶりに全国でのメダルと賞状を持ち帰りました。
今年をきっかけに、来年より多くの花を咲かすことができそうです。

勝負は5月の朝日レガッタ。
クルー選考は3月に行う予定です。
ともなれば、練習期間はもうあと3ヶ月切りました。
部内での勝負に勝ち、同志社大学ボート部の代表としてそのクルーを任せます。
朝日レガッタの幕開けが、オンシーズンの幕開け。
ここで圧倒的な実力を示すことができれば、全国で勝負できる実力を認められる。
ここで実力を示さなければ、オンシーズンまぐれを祈ることになる。

 

今年も残るところあと少し。
一日の練習を大事にしていきましょう。
寒い中、努力はきっと自分に報いてくれますよ。

 

さて、土曜日は滋賀県ボート協会、京都府ボート協会合同の安全対策会議があります。
今年は大津高校にて、同志社大学が安全への取り組みについて発表させていただきます。

まだまだ艇の事故も多く、安全の見本となれるような大学ではありませんが、
実力も組織も安全も日本一。
そんなチームを目指して邁進していきましょう。

 

宜しくお願い致します。

 

※学生の練習が終わると、コーチも乗艇します(S:川口コーチ、B河合さん)

※乗艇練習後も個々に課題発見のためにトレーニングルームに集まります(左から、山口、藤本、尾崎)

 

 

金野