犬が星見た


(富士日記はだいぶ前に読了)


合格合格 楽しかった。


1969年 


武田泰淳、百合子、武田の親友竹内の

3人が武田の案でロシア旅行を決行。




ツアーガイドの山口、

関西からは夫婦と、シニア男性3人、

そして長老80代の銭高老人。

総勢10人。


百合子は武田から

連れてってやるからには日記を

書く事が条件と言われこの本

となった。



百合子と仲良くなった関西の

銭高老人の存在が実に楽しい爆笑


皆、待合で疲れて座っているのに

銭高老人は暗闇の外を窓から

双眼鏡で覗いていたり爆笑


熱い砂漠の中を長いこと歩いたり驚き


あの石は何を使っているのかと

いつも気にかけており凝視


別れ際に百合子が拾った石の

かけらを渡すと帰ったら道具屋で

紫檀の台座を作らせて飾るとニコニコ


まあ、元気な銭高老人びっくりマーク





銭高、銭高…うーん  


私は あびっくりマークと思ったガーン

娘が以前付き合っていた一級建築士

の勤務先…銭高建設の前々会長さん

だったとは目





6月10日〜30日までロシアを

周り、それ以降は各自お別れ、


老人以外はみな帰国せず

ドイツなどへ。

百合子達3人は北欧へ。 



しかし

銭高老人が帰りたくない凝視

声をガイド山口が聞き、

無事帰国させる作戦会議を

みんなに持ちかけてきた爆笑



武田、竹内の2人も又面白かった爆笑


先の黒海で武田が泳いだ話しを聞いた

竹内は、次の地の海で自分も泳ぐびっくりマーク

言い出し、ガイドの山口から百合子夫婦に

なんとか止めてくれと注意してきたり…


ポルノ雑誌を求めて奔走したり…


人間模様が楽しい日記だった。


武田も連れてってやる、と言いつつ

百合子に頼りっぱなし いや

百合子はパシリにされてる様だった無気力