対話の森 | Bleu Monde

対話の森

息子と浜松町にあるダイアログ・ミュージアム「対話の森」へ。

昨年「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験したので

今回は「ダイアログ・イン・サイレンス」を体験。

ダークの方は見えない世界を、

サイレンスは聞こえない世界を体験する。



案内人は聴覚障害者。

私達はヘッドセットを装着し

音や声を出さないようにしてコミュニケーションに挑戦する。


手の動きだけでなく体全体での表現、

そして表情から相手のことを読み取る。

これが予想以上に難しい。


もっとはっきり示さないと分からないことが分かった。

日本人はあまり話さなくてもその意図を理解することに長けているイメージがあるが、

やはり会話をしないで表現するのは難しい。


手話や指文字など知らない場合、

書くものもない場合、

動きや表情でしめす他ない。


今回体験して分かったのは

人それぞれものに対する見方が違うということ。

ジェスチャーゲームをすると分かるけど、

ある物の特徴は人によって捉え方が違う。


体験の中で息子が写真を見てある物を表現し、

私はそれを箱の中から取り出し、

息子の表現の通りに並べていくものがあった。

そして結果はかなり違っていた。

そもそも対面だったせいか並べる向きが逆だった。


例えばカメの人形があって、

息子は這う姿で私に伝えようとしたが、

私の中では手で掻き分けて進む姿がカメだと思っていたので、

なかなか分からなかった。

それと正方形と長方形の形の表現。

息子な方がまだ経験が少ない分、

表現の仕方が少ないなあと感じた。


ダークは完全な暗闇の中でボール遊びをしたり、

電車でおじいちゃんの家に遊びに行く体験をした。

見えない、聞こえないという世界がこんなにも

自分が知っていた世界が違うのだと感じた。


見えて聞こえることが普通だと分からないものがある。

小学生以上は可能なのでぜひ体験することをお勧めしたい。

他に「ウィズ・タイム」というものがあるけれど

まだ準備中とのこと。

始まったら行ってみたいな。