スイス式英才教育 数学の場合 オイラーコース Le Cours Euler | ジュネーブ半径500Mな毎日

スイス式英才教育 数学の場合 オイラーコース Le Cours Euler

日本では小川洋子さんが書かれた「博士の愛した数式」の中にも出てくる

オイラーの公式。このオイラーとはスイスの数学者の名前です。

オイラーにちなんで、オイラーのような大数学者を発掘し、育てる事を目的としたスイス式数学英才教育機関が、ローザンヌ工科大学に設置されました。

・試験を受けられるのは、11歳、12歳、13歳の子ども達。

・通う中学の校長からの推薦が必要です。

・試験は2時間。40点満点の試験で、11歳は(22点前後)、12歳(26点前後)、13歳(29点前後)が合格の基準です。

・合格する子どもは、スイス・ロマンドで学ぶ生徒達の約0、1パーセント(1000人に1人)にあたる20人です。

・試験を受けるにあたっては、ネット上にある過去問は閲覧する事が出来ますが、それ以外は準備しないでくださいと言われます。なぜかというと、潜在能力のある子どもが欲しいので、塾等で十分準備されると帰って困るのだそうです。その後がのびないからという事だそうです。なので、参考書などもありません。

・試験に合格してからも面接があり、ローザンヌ工科大学オイラーコースのディレクターからモチベーションが十分にあるかなど、確認されます。

・オイラーの授業は、毎週水曜日午後(公立中学の授業がない時に)ローザンヌ工科大学で3時間行われ、それに10時間の宿題が出ます。

・公立中学と、オイラーコースは連携しており、公立中学の数学授業には出席する義務はない代わりに、成績は最高の6がつきます。

・しかし、生徒が公立中学を留年したり、他の科目が著しく悪い場合には、オイラーコースも落とされる場合があります。

・オイラーコースは公立の2倍の早さで学習が進み、高校4年生になるまでには大学の数学教養課程にまで進みます。

そして、

このオイラーコースを統括する教授。

とても美しい女性なのです。
経歴は、25歳でMITで博士号取得、26歳からすでにローザンヌで教え始め、現在は教授。
仕事をしながら4人のお子さんも育て上げるというスーパーウーマンです。


オイラーコースは数学に特化した英才教育システムですが、

いろいろ聞いてみると他にも実は英才教育システムがあるようです。

体操、水泳、ダンス、物理、などなど、やはり才能のある子どもは、どんどん見いだされ、
その度に地元の学校には「かくかくたる理由で、早退します」という事もありなようです。


才能はどんどん伸ばすという姿勢は
学校でも日本にいるときよりずっと濃く感じられます。

日本はやはり、「すべてをまんべんなく」という姿勢がまずありますが、
スイスの私の周りでは、才能が見つかればラッキー、早いに越した事はない
という姿勢を感じます。

どちらが良いか、分かりませんが。

オイラーコースについては、ご興味のある方は Le cours Euler で検索してみてください。
いろいろヒットします。