アパートの隣人に隣人が怒る 子供が母親を好きな理由はね
アパート内の友人、イラン人のRさんと、お散歩&お茶をする約束をしていたので
午後2時にエントランスに降りて行くと、
Rさんが、3階の住人のSさんと立ち話をしている。
Sさんはフランス人らしい強気な態度で、Rさんに何か言っている
Rさんは、イラン人女性らしい控えめな態度ながらも何か譲らない雰囲気がある
挨拶がてら、会話に強引に聞いてみる
Sさんは、フランス人男性、40代ぐらいのバツイチで子供一人(子供は母親と暮らしている)だったけど、最近は、タイ人の女性と結婚し、子供も生まれたけど、奥さんはタイに帰ってしまい、自分は中国に5年ぐらい移住する予定
Rさんは、イラン人女性、元英語教師、現在はエリート3人息子の母親として、家を切り盛りしている専業主婦
R あなたが中国に移住したら、先妻のお嬢さん(10歳ぐらい)はあなたに会えなくなって悲しむわね
S 大丈夫だよ、今までだって、数ヶ月に一度しか会っていないよ。先妻は再婚して、兄弟もいるから
R でも、自分の父親にまた赤ちゃんが生まれて、嫉妬もあると思うわ。新しい兄弟が出来て、たまにその新しい家庭に泊まりにくるあの子の気持ちは考えないまま、今度は突然中国なんて遠いところに移住するの?
S 子供に親は必要ないよ。子供は自分で大きくなるんだから。自分もそうだったでしょ?
R うちの子供達が小さい頃は、私が家にいると嬉しそうだったわよ
S それはね、母親は子供達の世話を焼いてくれるからだよ。サービスするからだよ。それだけ。
R そういうことじゃないのよ、親が身近にいるという事は。安心とか信頼とか、そういうことを子供は学ぶのよ。あなたとあなたの母親の関係も少しおかしかったのね。
S そうかもね。今でも僕は母親と年に数回しか会わないからね
良妻賢母なRさんにとって、Sさんの発言は許せなかったらしい。
そんな訳で、午後の散歩の最初の話題は、Sさんの話だった。
もちろんたまたまSさんがフランス人だったというだけで、全てのフランス人がSさんのようでないことは分かるのだけれど、SとRの考え方の違いはとても顕著だ。
実際にフランスの離婚率はとても高いし、少子化も進んでいる(といっても日本よりは全然高いけど)。家族の意識がイスラム社会に比べたら薄い人達も存在するとは、言えるかもしれない。
ある試算では、2040年頃には、フランスの20歳以下の人口の四分の一以上がイスラム教徒になると言われている。(確率はもっと高いかもしれない)。
これは、イスラム教徒に改宗する人が増えるという意味ではなくて、イスラム教徒から生まれる子供の数がキリスト教徒の家族のそれより多いという事なのだ。すでに、フランスには相当数のイスラム教徒がいるので、イスラム教徒の親という母体数は変える事が出来ない。
現代でもしずかに「逆十字軍」が起こっているなと、いつも思う。
歴史地図が静かに塗り替えられて行くような感覚がある。
でも、その「宗教による世界地図の塗り替え」の原動力が、「家族としての求心力」かもしれないなんて、
あまりにも単純な答えで面白い。
Rさんのお子さんは3人とも本当に優秀で、ジュネーブに来てまだ7年だけれど、スイスの公立学校からジュネーブ大学やローザンヌ大学に進学するのだから、勤勉で努力家、しかも母親孝行で、すばらしい子供達なのだけれど、やはりイスラム教徒として、スイス人と競争して良い成績を勝ち取るのは大変だとも言っていました。それはうちの子供達にも将来的に言える事かもしれません。
それはまた別の機会に書こうと思います。
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