「ベルリン・天使の詩」今見て良かったかも | ジュネーブ半径500Mな毎日

「ベルリン・天使の詩」今見て良かったかも


こんな私に「日本語を教えて欲しい」とおっしゃる方がいるのです。

そんなマダムは私よりもずっと年上で、

私と話してもつまらないんじゃないかと思うのですが、

お声をかけて頂けるのなら伺いましょう。



マダムは、もちろん日本が大好きなので、ご自宅にはご自身のコレクション多数。

そして、このマダム、すっごい面白いんです。

そんなに引き出しがたくさんあるのを私だけがシェアするんじゃもったいないので、

勝手にここに書きます(笑)。



この日の、マダムと私は、「経験と登山」について話していました。

マダム曰く、「人はみんな、ひとつの山を違う方向から登っているような物だ」とおっしゃいます。

私も同意して、「そうですね。人はみな、言葉も違って、経験も違うのに、頂上にたどり着くと、似た答えにたどり着く事が面白いと思います。友情とは?人生とは? 誰一人同じ経験をしないのに、ほぼ同じ定義を見つけ出すんです。それが面白いと思います。」


そこでマダムが私に勧めてくれた映画が


「ベルリン・天使の詩」でした。

ベルリン・天使の詩 デジタルニューマスター版 [DVD]/ブルーノ・ガンツ,ソルヴェイグ・ドマルタン
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人間になりたいと願う天使が主人公です。

舞台は、東西に分かれたままのドイツ

戦前から戦後への激変、

戦後のあらたな葛藤を生き抜く市民たちのモノローグは

へんに明るかったり、絶望的だったり、客観的だったり

さまざまですがどれも詩的に美しいのです。

そんな不安定な世の中なのに、

死の恐怖も、飢餓も、貧困もない恵まれた天使は人間になって、あらゆる感情を経験したいと願うのです。

しかも、そんな風に人間になりたがる天使は彼一人じゃなかったのです。

この精神性は、「それでも人生にイエスという」を書いたエリ・ヴィーゼルのような

人生に対する強い肯定感を思い起こさせます。

それを大人向け寓話として表現したような感じ。

天使のようにふわっと飛びたいと願いながらも、重力に逆らえない空中ブランコ乗りの女性に

天使が恋をする設定も上手いなと思います。




カメラワークがとてもきれいで、私は

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この映画を思い出しちゃうのですが、このカメラマンが影響を受けているのは日本人の小津安二郎監督なのだそうです。

というわけで、また話題は日本に戻るのでした。

小津安二郎は日本好きな人の間では本当に有名です。

なので、私も見てみようと思います。

彼の映画の「視点の低いカメラワーク」がとても素晴らしい

とマダムは絶賛するのでした。




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