ジュネーブ的防衛 | ジュネーブ半径500Mな毎日

ジュネーブ的防衛


最近ジュネーブの国連地域でとても大きな国際会議がありました。

これはとても大きな会議で、各国の大臣が集まることになっていたので、

警備がものすごく厳重になるのです。




しかし

基本的に建物が全て古いジュネーブで、

たとえば、インターコンチネンタルホテルみたいに、会議場の屋上にヘリポートがある訳じゃないし、

どんな風に警戒をするのでしょうか。



警戒が厳しくて写真が撮れなかったのですが、

言葉で書いてみます。



・会議が始まる2週間程前に軍隊が物資を搬入
・クレーンでないと持ち上げられないようなコンクリート製バリケードを、会議場の周辺に設置
・コンクリート製でない部分には鉄製のバリケードを設置
・周辺の道路は車線変更され、直線道路がなくなり、スピードが上げられないように蛇行車線になり
・国連前のバス停は一部、バスが止まらなくなり(ブザーをおしても、なるのに、バスはバス停を素通りして次のバス停へ)
・会議場を見下ろせる付近の高いビルの窓には鉄条網が巻かれ



という感じで、あちらこちらに警官の待機所みたいな物があり、警察のバイクやパトロールカーがずっと走っています。

おそらく狙撃できる人員もどこかに配置されていると思います。

私のアパートの屋上にもたまに狙撃する人がいます。そこから見えるところに重要人物がいるっていうことです。




さて、そのような厳戒態勢が続く日々の中

バイク隊のポリス達が20人程集まっていました。出動前なのでしょう。

するとその目の前で、なんと

大きなトラックと、自家用車が、接触事故を起こしたのです。



ポリスの前で接触事故!



どうなるのかなと思ってみていましたが、

ポリスの誰ひとりとして、

そんな接触事故に目もくれていません。

きっとマニュアルにあるんでしょうかね?

時間稼ぎの事故を起こして、その間に、忍び込まれないようにとか。




事故を起こした運転手二人、トラック、自家用車からそれぞれ降りてきて、なにか話し合っていますが、目の前の警察官20人はノータッチ、なんだか感心しました。



そんな会議もやっと終わって、今度は数日間かけてバリケード類の撤収です。

これがなくなればまたゆっくりした街になります。



スイス、建物や街の作り方は、昨今の「防衛」に適しているようには思えないのですが、

すごい力技で、バリケードを作り上げて行くところ、底力だな~と思いました。



ジュネーブ、雪が降り始めました。

朝8時1分の通学路


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