この服はなんでこんなデザイン?歴史ネタ | ジュネーブ半径500Mな毎日

この服はなんでこんなデザイン?歴史ネタ


先日図書館に置いてあったお薦め本。

それはなんと

ペスト(黒死病)の歴史の本です。

どこがお薦めなのか分かりませんが、分からないので借りてみました。

表紙がこんななのですが、そもそも、この鳥?みたいな服装、どういう意味だか分かりますか?


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この服?は
ルイ13世の医師、Charles Delormeによって1619年に考案されたものだそうです。

これはペストが伝染しないための防護服?みたいなものだったそうですが、それにしてもなんとも不気味なスタイルです。

フランス・ルヴァント地方の皮を使い
目には水晶をはめ
長いくちばしには香水を入れていたそうです。


ローマ帝国時代に流行った入浴の習慣は、その後、ヨーロッパ中世時代までには全くなくなっていて、むしろ

入浴すると毛穴から雑菌が入るとまで言われていて、

人々は、ノミなどの寄生虫がいて当たり前という時代だったそうです。

(イギリスやフランスの詩人がよく恋人の事を「私のノミ」って愛情を込めて詠んでいるのは、きっとここら辺にも起源があるのでしょうか)


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(子供達はシャボン玉で遊んでいます)


まあ、そんなこんなでペストが流行りだしてからは、なぜか強い匂いを身につけているとペストにならないという迷信まで生まれて、

香水のような(消毒作用がある薬草などの抽出液などを入れていたかもしれない)自然の香りの物から、洗濯していない靴下まで、とにかく強い匂いであれば、ペストを遠ざける事が出来たと信じる人も多かったようです。

上の防護服のくちばしも、いわゆる防護マスクと迷信を掛け合わせたようなものだったのでしょうか。


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(次女のお絵描き 虹の橋を渡ってきた妖精)



まだ、ペストが皮膚感染と空気感染、両方で感染する事が分かっていなかったと思うのですが(違ったらすみません)

この防護服は、皮膚感染も空気感染も遮断するので、ある意味正解ってことなのでしょうか。

ちなみに、この防護服はあっという間に有名になり、ローマにまで伝わり、100年程使われたスタイルなのだそうですから、やはり効力があったようです。

読めば読む程、中世に生まれなくて良かった~って思います。


以上、どこにも誰にも特に役に立たない豆知識でした。