ジュネーブ公立小学校週5日制、どうなる?
ジュネーブの公立小学校は現在
月・火・木・金
の週4日制です
朝8時に授業が始まり、(冬はまだ真っ暗ですが、暗い中でも授業が始まります)
夕方4時に授業が終わります。
水曜日には、ジュネーブ州が準備した課外活動がたくさんあり
各種スポーツやアートの活動を行う事が出来ます。
これに最近「水曜日の午前中に授業を導入しよう」
という動きが起こっています。
水曜日の授業導入、本当なら2011年9月から始まる予定でしたが
なんと反対意見が多く、2012年9月への先延ばしになりました。
みなさんだったら、どうでしょうか。
水曜日午前中の授業、賛成か否か・・・・・・。
(アリアナ美術館)
水曜日授業が導入される理由は
・学力の低下
です
隣のヴォー州(水曜授業あり)やベルン州(水曜授業あり)に比べると、ジュネーブの子供の学力が低いことが、問題なだけでなく、
スイス全体でも、学力の底上げをして、大学に進学する子供を増やそうというもくろみがあります。
国民の学歴を上げないと
・ドイツ人やフランス人やその他の外国人に会社の管理職ポストを取られる
という問題が起こるから、というのも、その理由の一つです。
スイス人はマイスターシップ(職人である事)をとても尊重する文化があり、人件費も高いので、「手に職」があれば、学歴はなくとも尊敬され、良い賃金を売る事が出来る文化だと思いますが、
ヨーロッパ全体的には非常に学歴社会なので、大きな組織となると、高学歴人口が少ないスイスはなかなか厳しいのかもしれません。
そんなわけで、ジュネーブ小学校も「もっと生徒の学力を伸ばすように」とのお達しを受けて、水曜日授業の導入を図ろうとしているのですが・・・・・・
意外と意外な事に、これに反対するのは、学童の保護者なのです。
2011年9月から導入されるはずだった水曜授業も先延ばしになり、
2012年9月導入についても現在「反対の署名活動」が行われています。
この署名運動、7000人の署名が集まると、水曜授業導入は再び延期されるそうです。
現在のところ2000以上の署名が集まっているそうです。
この署名はスイス国籍を持っている人しか出来ないので、私は見守るしかできませんが、
どうなるのかな~。
水曜授業導入反対の保護者は
・そんなに勉強ばかりさせたらかわいそう
という感情的なものから
・水曜日のスポーツなどの課外授業が充実しているので、こちらをやらせて個性や体力を鍛えた方が良い
という、自分の子供について焦点を当てているミクロな視点。
賛成意見は
・外国人が多いジュネーブの小学校の学力レベルが下がるのは当然の事だから、埋め合わせをしなければならない
・一部の私立学校やインターナショナルスクールだって水曜午前は授業を行うのだから、公立小学校だって授業を導入するべき、時代は変わった
というマクロな視点
さてさて、どうなるかな~。
我が家も、一生スイスで暮らして行く訳ではないと思うので、スイス公立小学校にお世話になりつつも、日本人として生きる視点を失っては行けない訳で。
これまたいろいろ考えないといけません。
