「馴れ初め」を語りたがる人たち@フランス語学校 | ジュネーブ半径500Mな毎日

「馴れ初め」を語りたがる人たち@フランス語学校


授業では、ディスカッションや発表が多く、それぞれがいろいろと話をするのですが、

誰からも愛されるトピックに

「馴れ初めを話す」というのがあります。



今日もその話題になると、私の隣の60代の女性は

「Yoko、私は先週自分の馴れ初めについて話したんだけど、Yoko欠席だったでしょ?だから、後で聞いてね!」

と耳打ちしてきます。



はいはい、聞かせていただきますよー。



さて、今日の「馴れ初めニスト」は4名


1、コソボ人

「友人の紹介で知り合う。相手はスイス人。友達からデートするようになって、それから、一緒にコソボを旅行した。でも、わたしはまだ学生だったから、しばらく遠距離だった」

というのを10分かけて説明。




2、エチオピア人

「スイスで結婚したかった。スイスはビザを取るのが大変で、何度もエチオピアに帰らないと行けなかった。私は英語で沢山手紙を書いて、スイスで仕事を探した。私のバスケット部の友人も、私の応援をしてくれた。私は結婚したかったのに、相手がなかなかいなかった。ついに30歳になった時に。ああ、もう私の人生から50パーセント結婚という文字が消えたって思ったの」

まずここまでの説明に10分。

その後、フランス人の超優しくてお金持ちな恋人が出来て3年後に結婚するまで(紆余曲折あり、彼女の結婚するかもしれない度数は30パーセントまでダウンするものの、どんでん返しあり)を再び10分



3、ポルトガル人

「ジュネーブに来たばかりで、お金がなかったけど、クラブに踊りに行こうってことになって、でも、お金がなくって。でも、行ってみたら、クラブでコソボ人がけんかしていて、ガラスの破片が飛んできて、友達がそれに刺さって、大流血したわけ。血がぴゅーぴゅー出ていて、それで、深夜二時に病院に行ったの。

で、彼はその時にクラブにいた男の子なんだけど、ポルトガル人が大好きって言うの」

ここまで10分

その後、

「どんなテクニックで彼を落としたか」

にもう10分。

もう、先生も話を止める隙がありません。

この人、こんなにしゃべれるんだっていうほど、ガンガンしゃべり続けます。




4人目   国籍は忘れましたが、前者3名よりさらに強烈なキャラ

「私の、馴れ初め、それはそれは美しい話です。

あまりにも美しいのですが、私のフランス語で十分説明できるか分からないので

次回、紙に書いて来て朗読してもいいですか????」



来週も、「馴れ初め二スト」達が、競演する予定らしいです。







他人に「馴れ初め」を聞く

それは、猛犬に生肉を放り投げるかの如し


すばらしい食いつきっぷりです

馴れ初め、それは、自分が人生の主人公になった

世界がカラーになって歴史が始まっちゃったすばらしい日

ってことなんですね。







話題がない時には最高だけど、

この話題を振ってしまうと

「言葉のキャッチボール」は一切出来なくなり

聞く:話す = 5:5   のコミュニケーションの原則は

ソーダ水の泡みたいに、はかなく小さく、はじけとんで行きます。

あとは、私みたいに、固まって100パーセント耳だけになって

マシンガントークを聞かないといけなくなりますので、ご注意を。




もちろん、聞くのは楽しいですよ。ニコニコしながら聞いてます。