100メートル走るからお金ください
娘の通うジュネーブの公立校では
スキー合宿があります。
スキー合宿は必ずある行事ではなく
「担任の先生が、スキー合宿に連れて行けるのならアリ、無理ならナシ」
なのです。
長女のクラスの担任はスキーを教える免許があるので、今年はスキー合宿があります。
昨年の担任はスキー教授の資格がなかったので、合宿無し、
こういう「違い」については、保護者からは特に不公平感をあらわにする要求や苦情はないみたいです。
「差」と「異」の区別が良くできる人たちだなと思います。
これはやはり多人種が集まって暮らしているからなのでしょうか。
人種や国籍・性別などの「差」(差別)にはもっと敏感に反応して主張する気がしますが
個人の資質の違い、文化の違いについては「異」ととらえて受け入れるのでしょうか、こちらには人々の反応はよりおおらかです。
そして実際に「異」に寛容な社会の方が、生活する上ではストレスが少ないような気がします。
さて、スキー合宿ですが、
4泊5日の合宿で
朝食、スキー、おやつ、スキー、昼食、スキー、休憩、夕食、ゲーム、就寝
を毎日繰り返すそうです。
ところが、先日、合宿には予算以上の金額がかかる事が発覚したのであります。
足りないお金はどうするか?
親に負担してもらう?
いやいや、そうじゃなくて、こうしよう!!
「100メートル走るごとに、お金をくれるスポンサーを見つける、しかも親以外の大人」
となりました。
「走るごとに合宿へ向けて体力作りにもなるし、お金も稼げるから良いね!」
ということで、子供達はスポンサー探しに忙しいです。
長女も誰にスポンサーになってもらおうか思案していますが、
そもそもスイスに知り合いが少ないので頼む事も難しい訳だし、
「私が100メートル走るたびにお金くれませんか?」
って言いにくいみたいです。
あー、みんなどうするんだろー。
そもそも100メートル走ったら何フランと言わず、何サンチームいただけるのが相場なのでしょうか?
物価と人件費の高いスイスで、常識力を問われる私。
これ、スポンサーになってくれる方の名前と、100メートル毎の金額を書いて学校に提出しないといけないのです。
うちの子が体を鍛えるだけで、他人様からお金をいただくなんて申し訳ない!
でもジュネーブの人はみんなお金持ちだから、そんなの雀の涙みたいな物かもしれないし。
私の方がよほど「ケチな親」かもしれない?
そもそも、誰かが私に頼んでくれたら、私も頼みやすいのに!
私が頼まれたら、喜んでスポンサーになりたいところですが、人に頼むのはなかなか勇気がいる物ですね。
とはいえ、スポンサーを提出する期限が来ましたので
知り合いや家族の名前を勝手に書いて、サインの欄は日本語でサインを書いて、提出しました。(ねつ造疑惑)
そんなわけで、
近いうちに周りの方に長女から事後承諾ということで依頼が行くと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。