鶏の首を落としたい。 | ジュネーブ半径500Mな毎日

鶏の首を落としたい。



公立小学校は今日で授業が終わり。

子供がいないうちにと思って急いでいろいろと買い出しに行きました。



Manorの食品売り場で、鶏を一羽買おうと探していたら

Bresseの鶏が売っていたので買いました。

いつもは売っていないですよね?私が知らないだけでしょうか。




精肉売り場はいつもとは様子が違い



子豚一頭

子牛一頭

ウサギ一羽はあたりまえ

という感じで食材が並べられています。

七面鳥も

鴨も

鳩も

鶏も

すべて丸ごと販売されています。





魚介コーナーも

伊勢エビ

その他、名前が分からない海老たくさん

タラバガニ(多分)

生きているカニ

とこれまた豪華食材が並んでいて

なんとウナギまで置いてありました。




「仕入れられるルートを持っているなら普段から仕入れてよ」




と思ったのは決して私だけではないはずです。







その他

ケーキ

フォアグラなどのパテ類

ワイン

シャンパン

ものすごい商品が並んでいて

人手もすごかったです。

人酔いしてしまいました・・・・・・。






さて、私が購入したBresseの鶏は

なんと一羽63フラン(我が家の感覚では6300円)でした。

多分普通の鶏と比べたら倍以上のお値段だと思います。

生後120日の若鶏です。






お店の人は

「値段見てください。いいですか?」

「(一年に一度だから頑張ろう)はい、買います」

「では、今包みますから、他の買い物して来て良いですよ!」

「はーい」

ジュネーブの面白い所は

電話でテイクアウトの注文をする場合でも

このように対面販売の場合でも

決して自分の名前や電話番号を残さなくても良い

というところでしょうか。




テイクアウトのお店に電話でいくつか注文を入れても

名前も電話番号も聞かれませんが

取りに行くと、出来上がっていて、きちんと売っていただけますし、

対面販売でも、あとで戻ってくると、

きちんと品物を渡していただけます。

この信頼関係、面白いです。




ジュネーブは東京よりも犯罪率は高いのに、基本的に人を信じるという姿勢があると思います。

ジュネーブは性善説でなっている!?







さて、Bresseの鶏を仕入れたからには

なんとしても美味しい鶏を作らなければ。




が、最初にして最大の難関

鶏さんの首を落とす

作業です。




お店の人にやっていただこうかと

ものすごい真剣に悩んだのですが

頂く命にたいして、「首を落とすのは嫌だけど食べたいから切って」なんて

そんな不遜な態度をとってはいけないと思い、

首がついたまま持って帰って来たのです。

首を切る作業

鶏屋さんだから慣れているなんて事はないはずだわ

毎回毎回、鶏の命を思い、感謝をしているはず。

だから、「慣れていそうだから」という理由でお店の人に頼んだら

悪いような気がする

なんっっっって、おもっちゃった私。



とにかく、首は落としてから焼きたい。

首ごと焼きたくない。

ドキドキする訳です。

ああ、こんなことならいっその事菜食主義者だったら良かった。

こぶたの目のつぶらさとか、子牛のおしりのまるみとかに

毎回悩まなくていいのに。






そうだ!きっとジュネーブの人たちは、この「丸ごと調理」に慣れているだろうから

ジュネーブの人に聞いてみよう!



で、マヤに聞きました。


私 「クリスマスには鶏を?」

マヤ 「うちは七面鳥。今年は大人数だから。」

私 「ちょっと聞きたい事があるんだけど、鶏の首、ついてるでしょ?」

マヤ 「あああああ、わたし、あれきらい。鶏の首とって、その後に内蔵も出して洗わないといけないの、知ってる?

首は捨てるのね。あと、当然内蔵の部分にはあとで詰め物をして、縫って、それから料理するのよ。

鶏の首、私嫌いだから、いつもお店で切り落としてもらっちゃうのよ!!




ああ、なんともあっさりと、

首の頭はお店で切り落とされていたのでした





ああ、だったら私も首を切り落としてもらえば良かった・・・・・・




いや、でも、これは子供達に「命を頂く」ことを教える良い機会だから

調理する所を子供達に見せる事にしよう

きっと、子供達も何かを感じるはず。




それで、子供達に「鶏の首を落とさなければいけない」と話をしてみると


子供達 「わーい、鶏の顔、見てみたーいドキドキ

という反応でした。

な・ん・と!!!予想外な反応だったために

変な盛り上がり方をしている今、

この祭り気分なタイミングで鶏の首を落としてはいけないような気持ちになり

今夜の仕込みは止めて、

あ・し・た

仕込みます。

がんばろーっと。





なんか

すごく大げさに書いてしまったような気がします。



魚のエラや内蔵を取ってもらう事には

何の抵抗もないのに、なぜ鶏の首にここまで悩むのでしょう。