N e w  Y o r k B l o w -NYでもタコ焼きを焼く英国人へ- -473ページ目

行列作って死ぬ?


今日は、今一番NYのホットなご紹介。
普段「行列作る程、暇じゃない!」と言い切るニューヨーカーが、
朝5時から行列を作るほどのホットプレイス。
それは、NYUやMt.サイナイなどの病院だ。
何で病院??

毎年10月頃からNYでもインフルエンザ予防接種を受ける人が
病院に足を運ぶ。
しかし今年は別だ。
イギリスのワクチンメーカーの不祥事で、
ワクチンの絶対量が例年比でかなり少ないからだ。

インフルエンザのワクチン接種は、
流行すると予測される時期の2ヶ月前位に接種せねばならない。
今年も12月中旬から来年1月一杯が流行の時期だと予想されている。
だから10月から11月初頭までが接種時期で、
今受けておきたいと挙って病院で行列を作っているのだ。

元々アメリカにインフルエンザワクチンを供給していたのは、
イギリスに工場を持つあるメーカーで、そのシェアなんと50%!
先日そのイギリス工場でワクチンに細菌混入事件が発生。
それで3ヶ月のワクチン製造免許停止=出荷不可能。
例え再開してもインフルエンザが流行している時期にしか、
出荷できない状態なので、今年分に対しての供給は無理。
という事でアメリカには本来の半分のワクチンしかない為、
それで早く接種を受けようとする患者が殺到しているのだ。

勿論資本主義のアメリカでは、価格も高騰。
既に沸騰状態の価格は10回分$80が、$800に!!
これだけ高騰すれば、当然末端の患者負担額も増す。
だから、当然の如く窃盗事件も発生。
さすが、アメリカ。犯罪大国!!

アメリカでは年間インフルエンザに罹り20万人が入院、
そして3万6千人もの患者が死亡している。
だからアメリカ人は日本人に比べて予防接種に熱心だ。
しかし例年比▲50%の今年は、既にパニック状態。
だから朝の5時から行列を作るのだ。

しかしパニックと一言で片付けられない。
先週カリフォルニアで5時間以上列をなした老人が突然倒れて、
頭部を強打し死亡した。
「年寄りにそんな長いこと並ばすなよ!」、
「早く病院の中に入れたれよ!!」とツッ込んだ。
開院しても、待合室で待つ事も出来なかった様だ。

アメリカでは6歳以下の子供と65歳以上の老人に、
優先して予防接種させるように呼びかけているが、
金で動く医療関係者も沢山居るのが実態だ。
日本では考えられないことが頻発する国。
風邪に罹っただけでも5-7万円掛かる、
健康保険もない国アメリカ。
本当に経済大国なのかを疑ってしまうこの事態は、
今年一杯続く。



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