鬼瓦権蔵
今日は相方が流島されるので朝3時15分に起きて、
相方の好物の鮭・鰹・錦戸の松の葉昆布の3種のおにぎりと、
鶏のハーブ漬け焼き、出汁巻き、アスパラベーコン、
金平牛蒡、焼蓮根の芥子和えをそれぞれレタスで包んで、
弁当箱に詰めた和風弁当を作った。
それとおやつの紅茶葉入りクッキーを袋一杯に詰めた物を、
弁当を入れた弁当袋の上部に入れた。
文字通り日本人と無縁で日本食を食べた事無かった相方は、
日本食を作れる日本人(=俺っち)と付き合う事になってから、
ジムで今迄以上の重量のバーベルを軽々と揚げられる様になり、
1ヶ月で体重が何と4kgも自然に落ち動きが俊敏になった。
ジムのトレーナーは素早く変化に気付き、
一体何をしたのか相方に早速聞いたらしい。
ン十年未知だった日本食は英国人の相方にとって、
私の出現で一気に健康食としての日本食に目覚めた。
(食べるものって、本当にコワイよなー)
さて、弁当が出来たので上に上がって寝室に行き、
相方を起こそうとした時、横向きに寝ている顔が少し見えて、
爆笑しそうになったの笑いを何とか堪えた。
昨日相方の顔に描いた鬼瓦権蔵の顔が、
昨晩書いた時よりも我乍ら良く描けてる!と感じると同時に、
それを描かれた相方の顔の間抜けな事!!(マジで)
面白い。最高に面白い。落顔(俺造語)の顔が面白い。
モロ外人の顔に、鬼瓦権蔵の顔がノッてるのだ!!
だめだ、タダでさえサーフィンが出来る位、
贅肉で5段腹・5枚肉(2枚勝ってる!)の腹が波打ってるのに、
その腹が笑いを堪えるせいで余計波打ち、
普段使わない腹筋が徐に刺激されて痛くなってきた。
笑ってる場合じゃなく早く、起こさねば!と起こした。
俺 「時間だよ、起きろぉ~!!」(顔を背け半笑いで体を揺する)
相方 「んー」(眠い眼を擦る)
俺 「45分だよ」(横に立ち乍ら小刻みに腹が揺れる)
相方 「OK...おはよう」(軽くキスして起き上がる)
俺 「おはよう」(笑いを堪え乍ら俯いてるが声は上擦り気味)
相方 「何時に起きたの?」(ベッドから立ち上がる)
俺 「(3時)15分。さ、シャワー浴びて。」(顔を見てやっと言う)
相方 「そうだね」(バスルームへ行き、電気を点ける)
俺 「...(無言)」(臨界点間近+そっと視線で相方を追う)
相方 「わああああああっっっっっっっっっっ!!
おーまいがーーーー!!わはぷんとぅみぃぃぃぃぃぃ」
(閉めかけたドアをバン!と開けて私の顔を見るけど半笑い。)
俺 「ぶははははは~っ!!」(臨界点到達。呼吸困難目前の爆笑)
相方 「やったなーーーっ!」(私に近づいて来てくすぐる)
俺 「ぎゃーーーやめろーーー」(ベッドに倒されて、くすぐられる)
相方 「だめだ!何でだよーーーーーーーー」(くすぐる手は弱めない)
俺 「だって食べるなって言ったのに、カップケーキ食べたから」
(くすぐられ乍ら息も絶え絶え、理由を話す)
相方 「(一瞬怯んで)えっ?何で知ってんの?」(くすぐり少し弱まる)
俺 「甘く見るなよー。何でもお見通しダ。」(まだくすぐられてる)
相方 「...(無言)」(やられた!ってな顔)
俺 「9個も食べたろ?」(ちょっと勝ち誇り気味)
相方 「はっ...!!」
(そこ迄知ってるのか!ってな顔+くすぐりストップ)
年貢を納めた相方は「だって、美味しそうだったから...」、
「1個食べたら止まらなくって...」ってな感じで、
相方はゲロした。(素直でよろしい)
素直にゲロったので、頭を撫でてヨシヨシとしながら、
私の方も落顔してゴメンと謝り、仲直りした。
支度を終えて空港に向かう相方に作った弁当袋を渡し、
「クッキー焼いたからみんなで分けて」と言ったら、
「一人で食べ尽くしちゃうよ」と笑って、
車に乗り込んで出発した。
もう一寝入りしていつもの時間に再度起きて
玄関の階段の掃除をしてると、
駅へ向かう近所の子供のママりん達が、
代わる代わるハロウィンの礼を言ってくれた。
特にミニカップケーキが手作りだった事と、
それがとても美味しかったと添えてくれた。
皆口々に「私は買うのがやっと」と『手作り』を称えてくれた。
母親はきちんと見ていたのだ。
やっぱり、ちょっとでもやっとくもんだと、
改めて思った。
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