N e w  Y o r k B l o w -NYでもタコ焼きを焼く英国人へ- -449ページ目

新NYの顔に潜入

今日は二つのトピックをご紹介。
先づ一つ目は先日も紹介したMoMA。
一般公開前のプレス公開に行って来た。
今回のリニューアルの図面を書いたのは、
東京出身の日本人建築家、谷口吉生氏(67)。
勿論コンペに出品し、選考されての選定だった。

総工費$4億2500万(約¥448億)掛けた改装工事は、
コレクションの増加と作品の大型化に対応する為で、
これまでの旧建物時代には慢性的に不足のせいで、
コレクションの収容・展示スペースの確保が急務であった。
またコレクションされた作品でも、
展示できない作品が多数あった。

3年前からの改修工事で生まれ変わったの本館建物は、
6階建て、延べ面積約5万8500平方メートル。
展示スペースはこれまでの7900平方メートルから
1万1600平方メートルに拡大し、
延べ床面積は7割増、展示スペースは5割増となり、
以前に比べゆったりと鑑賞できるようになった。

ガラス張りの部分を多めにした建物の外観は、
白・黒・銀の3色ですっきりと纏められ、
建物自体がアートだと言える様な物に変身。
5階部分まで高さ35mのガラスの吹抜けを作る等、
自然の光をより多く差し込むようにして、
内部の展示物を引き立たせる効果狙った、
風通しや空間の広がりを感じさせる、
開放感の有る空間演出がウマく出来た、
モダンジャパニーズ建築となった。

設計者の谷口氏も同席したパーティでは、
勿論ハゲ頭のグレン・ローリー館長も居たので、
入館料をぐーんと値上げした事の嫌味でも言ってやろうと思い、
挨拶も早々に、値上げの事を切り出した。
どうやって試算したのかを聞き出そうと思った。

彼の言い分ではMoMAは世界からの観光客が見込めるので、
この値段でやっていくと言うものだった。
だったら、クィーンズ時代の価格設定でもいける筈では?
と尋ねると、この本館建築に多大の費用が掛かっており、
その有利子負債に対しての返済を早めたい為、
今回の値上げでの利益をそちらへ回すらしい。
要するに儲けたいんジャン。

じゃ、レストラン事業は?と角度を変えた質問をしてみた。
クィーンズ時代のカフェは学食に劣る味のマズさと値段の高さで、
安かろう、不味かろうならまだしも、
高かろう、不味かろうを地で行くカフェは、
ニューヨーカーの私達を閉口させた。

サーモンサンドイッチ$6.98、
キャロットジュース$5.98。メチャ高。
二人で約$25,5だなんて、
洒落たカフェでのブランチを食べても$25もしない。
だからNYに来た友人には、先に食事をしていくか、
飲食物を持ち込むかして死にそうになった時だけ、
あそこのカフェで金を使えと伝授していた。

だがキャロットジュースが薬臭くて飲める代物ではなかった。
一口飲んだ相方の顔は思い切り歪んだ。
それを見て相方からそれを奪って一口飲んですぐ、
カフェのキャッシャーの人間に文句を言って水に交換させ、
差額を返金させた。(それでもただの水でも$3.59!!)
この経験から、新しくオープンする3レストランでは、
こんな事が無いのかと聞いたら、事業自体は委託になるので、
その点も今回は発生しないよう委託先に強く指導すると言っていた。
ま、嘘だろうけどね。

取り敢えずは新しい船出を祝いたい。
日本からの観光客の皆さんも、大金払って行って下さい。
当然俺は、入館時に金は払わないけどね...。



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