N e w  Y o r k B l o w -NYでもタコ焼きを焼く英国人へ- -31ページ目

恐怖の呼び出し

また体調の悪くなってたbleuでづ。
なんか去年の暮れから今迄の短~いたった4ヶ月の間に、
既に喘息の発作が3回も出てて、冗談抜きでしんどい。

そして発作から来る咳で何度か失神してるんで、
このまま死んだらどうしよう...って真剣に考えた事数回...。
ま、取り敢えず死んだ時にはああしてくれ、こうしてくれって言う事は、
既に相方に口頭では有るが伝えて有るので、
何とか対応してくれると信じよう...って思ってる。

ま、そんな事が続いたこの数ヶ月。
既に奈良の二月堂ではお水取りも始まって春の声が聞こえだしたが、
アメリカを発端とした不景気は正反対の吹雪の状態。
我がオフィスでも既に数名のスタッフが解雇を言い渡され、
その場で荷物を片付けてオフィスを去った人も何人も居たし、
Two weeks noticeよりもマシなThree weeks noticeの猶予を与えられ、
仕事の引継ぎをしたり残務整理をしたりと多少の事を出来る人も居た。

私のオフィスでは割と専門性を生かした職場だからという事も有り、
どちらかといえば代わりになる人がそう簡単に見付かる職場でもないので、
簡単に人の入れ替えが出来ない事も有り大量解雇とはならなかった。
だが、全くの事務職の相方のオフィスでは1月おき毎に、
タイマーを掛けた様に2-3人切られていった。

9月末、11月中頃、1月、3月...。
まるで面白がって子供が、障子をバンバンパンチで穴を開けてる感じ。
開いた穴は決してふさがる事無く、極限まで開けるのを予定してるかのよう。
相方もいつか解雇されるんじゃないかと、リーマン・ショック後ずっと心配してた。
だけど先日相方にもとうとう呼び出しが掛かり、
相方は覚悟を決めてボスのオフィスに入って行ったそうだ。

このボスってのもアホさ爆裂中の文字通りの、脳足りん上司。
用も(仕事も)無いのにプロジェクト・メンバーを班分けしてシフトを組み、
態々相方ともう一人のコンサルタントのペア一組を定期的にトロント迄呼び付けて、
2人分のエア代+レンタカー代+ホテル代を出費させているのに、
「プロジェクトの予算が逼迫してるんだ」と言ってみたり、
(移動費用(飛行機・レンタカー)+ホテル+食事等の費用はクライアント持ち)
「継続的にコンサルタントを雇う金がなくなって来た」と常に言ってるのだ。(当たり前!)

相方はマネジメントも同時にやってるので進捗状況や予算の相談をする時に、
しょっちゅう聴く言葉が常にマイナスのベクトルの物ばかりなのに、
自分がトロント在住でD.C,のオフィスに行きたくないからってアホな理由だけで、
コンサルタント(相方の為)1人に付月額約35万円の必要経費を払って、
呼びつけているにも拘らず「んーーーーーめっちゃ暇っ!!」って言わせてるアホ。

だが取り敢えずクライアントの正社員なのでアホでも決定権は持っている訳で、
そこが嫌~なポイントだが性格的にはそんなに悪い人間じゃないので、
相方も相方の同僚も小さい反乱は起こしても大きな反乱は起こして来なかった。
それがリーマン・ショックで不況をまともに受けているので、
とうとうリストラが始まりそれが止まる様子も無く粛々と進められて居る状態だ。

で呼び出された相方はドキドキし乍らオフィスのドアを閉めて、
上司が徐にファイルを開き乍ら口火を切ったと思うと、
そのファイルの数字を指差され乍らプロジェクトの予算と、
人件費について話し出したそうだ。

取り敢えず相方は聞き役に徹し彼の考えやプランを理解した所で、
上司は今後のリストラについての流れの説明に。
すると上司は意外にも相方に対して、
「君には残って貰う積りなんだ。来年には今以上に大きなプロジェクトが始まるから、
その時には君とあと優秀な何人かに居て貰わないとどうしようもなくなる。
今解雇するのは簡単だけどその時にまた来てくれと言われても、
君も直ぐに別の仕事を探すだろうからその時に来て貰えない事の方が困るんだ。
チームリーダーとしての力量もマネージャーとしての力量も有る、
君みたいなコンサルタントを探し当てるのは難しいのは判ってるから残って欲しい。
でも今のままじゃ予算圧迫をするから、 時間短縮をして貰う事になる。
今の仕事に不満も無くて好きで来てくれてるなら少しの間だけ我慢して、
来年の大仕事に備えて貰えないか?」

と言ったのだ。

相方はてっきり悪い方向の事かな?とばかり考えていたので、意外な話だった。
だがこれは相方も予想していた良い方向の話の結末だった。
相方は社外のコンサルタントとはいえプロジェクトを進めたりマネジメントする為に、
そんなに深い付き合いは無いけど有る程度の情報の遣り取りはしている様子で、
特に仕事の進むべき方向性をきちんと把握しておかねばならない事も有って、
自分で情報を取ってくる以外にも色んな人が好意で彼是教えてくれるらしい。

その集まって来た情報を吟味していくと来年には、
全社を挙げた大きなプロジェクトが本格的にスタートし、
その為には本当の意味で有能なコンサルタントやプログラマーを、
今迄以上にどんどん採用していかねばならないと1年以上前から話していた。
相方はそれを知っていたので本当に必要な人間はどれだけ予算的に苦しくても、
絶対に解雇はせずそのまま雇い続けるだろうとリーマン~以降にずっと話していた。

だけど上司と直接話す迄は何処にも誰にも解雇されないという保証はないから、
相方も私も解雇の可能性は半々だなと思っていた。
だがこの話を聞いたからには解雇の心配はかなりの可能性で回避されたと、
多少の安堵を覚えた。

だが安心は禁物。未だに私も相方も100%安心してる訳じゃない。
だってここはアメリカ。契約書で交わした約束じゃないからね...。
取り敢えずは相方の安眠を妨げる理由は、薄まったナ。
だけど気は抜けないよ、このご時世じゃ。

って事で今度の私達の心配の種は、会社が潰れない事。
これから国が経済再建に向けて公共事業を大量発注するんだから、
それまではもって貰わないと...。
(相方のクライアントは、建築素材メーカーなので特需が予想される)
このご時世に仕事が有るって、有難いね。
早く、経済的に立ち直って欲しいよ、ホント。