ジャパン・ツアー ~都をどり編~
比叡山を後にした私達は、
スルッとKANSAIを使い三条まで戻って来た。
三条に着いた時点で、
時間が開演ギリギリだったので、
最初から相方に公演を見せたいと思ったから、
三条から祇園歌舞練場迄タクシーに乗った。
祇園花見小路奥の歌舞練場は、 見た目にも女の園を思わせる外観で、 取材以外では初めて足を踏み入れる機会だ。
相方を切符売場へ走らせ、 その間に代金を支払い、済むとダッシュした。 相方は日本語で話そうと頑張っていたが、 売り子には未だ伝わってなかった...。(T_T)
私が言えば直ぐ買えるだろうが、 時間は無くとも相方の自信をつける為に、 小さい声で教え乍ら相方にお金を渡して、 相方に切符を引換えさせる事にした。 すると直ぐに通じて、売り子は切符とお茶券をくれた。 そう、私達にとって初めての「都をどり」だ。
切符を手にした私達は、 売り子に未だ時間が有ると聞いたが、 早足で館内に入り、トイレはいい?と互いに聞き、 会場に二人して案内係の後をついて入った。
案内された席は高い切符を買っただけ有り、 その日最後の2枚だったにも拘らず、 芸妓・舞妓が出てくる袖横の左3-4番目の席。 だけど舞台を見るには中央の方が良いので、 相方を右寄りの4番目の席に座らせた。
着席後10分程して開幕。 今年は牛若丸と弁慶を題材にした踊りで、 洋風に言うと「レビューとダンス」って感じで、 群舞と織り交ぜながら華麗に見せる技は、 西洋文化に無い華やかさだが芯の有る踊り。
手折った花の枝に似せた花飾りを持ち乍ら、 揃いの青地のべべに赤に金糸模様の帯を締め、 簪も春の花の髪飾りも全て同じの舞妓達が、 左右に10人づつ配され、 しっとりしゃんと長い振袖を撓やかに操り、 私達の左横の袖から足音もさせず、 するすると花道に躍り出た。
花道に出た彼女達を見て相方は、 本当に驚いた時に見せる顔をしていた。 3m先に見える着物に身を包んだ舞妓達に、 文字通り釘付けだった。
最初は写真を撮ろうとキャメラを構えていたが、 数枚撮ると舞台を見る事に集中した。 相方は牛若丸と弁慶の話を知らないので、 横から小さい声で簡単に説明し乍ら、 相方が理解し易い様、手伝った。
見終わった相方は、感動の渦の中に居た。 相方はイギリス人らしく、会話の中で相手を褒めたり、 それを丁寧に会話に取り込む方法を心得ている。 決してそれは意図的な物でなく、 階級社会の中で生きるイギリス人が学ぶ、 常識のマナーの一種。
そんな心得を持つ相方が幕が下りた途端、 如何に感動したかを私に熱く語りだした。 湧き出る感情を早く私に伝えるべく、 相方の口から発せられる熱を持った言葉は、 終始日本にはこんなに美しく、完成された美が有り、 それを母国文化として持つ私が、 とても羨ましいと何度も何度も言った。
相方は母国のイギリス文化を誇りに思って居るが、 日本文化も負けず劣らずだと言った。 相方の中での日本の尊敬レヴェルが、 一気にアップしたようだった。
会場を出ると案内係に誘導されて、 開演前に行けなかったお茶を頂く為に、 2階へ上がって行った。
2階には腰掛とそれより少し背の高い台が、 開き気味のL字に3-4列並べて有り、 その先には1段高くなった舞台があって、 そこには茶道具一式が並んでいた。
舞台に最も近い最前列に着席して暫くすると、 係りが茶菓子の饅頭を配り、 それが終えると舞妓が舞台へ出でて、 直に一箭だけ点てた。
勿論相方は今迄何度か抹茶を飲んでいるが、 和装でお茶を点てるのを見るのは初めてなので、 またもや釘付け。 相方は彼女が点てたお茶を飲めると思っていたが、 残念ながら別の人の元へ運ばれ、 その一箭以外は、別に奥で点てられた物が配られた。
飲み方をまた教えて、一緒に飲んだ。 配られた茶菓子は結局二人共残したが、 その時配られた茶菓子を載せた皿は、 土産として持ち帰る様になっていて、 それを懐紙で綺麗に包んで持ち帰った。
宿に帰ると、相方は自分で撮った写真と、 私が撮り続けた写真を見て、 繰り返し今日は充実した一日だったと言った。 その言葉を聞いて開演までに会場に行って、 良かったと心底思った。
祇園花見小路奥の歌舞練場は、 見た目にも女の園を思わせる外観で、 取材以外では初めて足を踏み入れる機会だ。
相方を切符売場へ走らせ、 その間に代金を支払い、済むとダッシュした。 相方は日本語で話そうと頑張っていたが、 売り子には未だ伝わってなかった...。(T_T)
私が言えば直ぐ買えるだろうが、 時間は無くとも相方の自信をつける為に、 小さい声で教え乍ら相方にお金を渡して、 相方に切符を引換えさせる事にした。 すると直ぐに通じて、売り子は切符とお茶券をくれた。 そう、私達にとって初めての「都をどり」だ。
切符を手にした私達は、 売り子に未だ時間が有ると聞いたが、 早足で館内に入り、トイレはいい?と互いに聞き、 会場に二人して案内係の後をついて入った。
案内された席は高い切符を買っただけ有り、 その日最後の2枚だったにも拘らず、 芸妓・舞妓が出てくる袖横の左3-4番目の席。 だけど舞台を見るには中央の方が良いので、 相方を右寄りの4番目の席に座らせた。
着席後10分程して開幕。 今年は牛若丸と弁慶を題材にした踊りで、 洋風に言うと「レビューとダンス」って感じで、 群舞と織り交ぜながら華麗に見せる技は、 西洋文化に無い華やかさだが芯の有る踊り。
手折った花の枝に似せた花飾りを持ち乍ら、 揃いの青地のべべに赤に金糸模様の帯を締め、 簪も春の花の髪飾りも全て同じの舞妓達が、 左右に10人づつ配され、 しっとりしゃんと長い振袖を撓やかに操り、 私達の左横の袖から足音もさせず、 するすると花道に躍り出た。
花道に出た彼女達を見て相方は、 本当に驚いた時に見せる顔をしていた。 3m先に見える着物に身を包んだ舞妓達に、 文字通り釘付けだった。
最初は写真を撮ろうとキャメラを構えていたが、 数枚撮ると舞台を見る事に集中した。 相方は牛若丸と弁慶の話を知らないので、 横から小さい声で簡単に説明し乍ら、 相方が理解し易い様、手伝った。
見終わった相方は、感動の渦の中に居た。 相方はイギリス人らしく、会話の中で相手を褒めたり、 それを丁寧に会話に取り込む方法を心得ている。 決してそれは意図的な物でなく、 階級社会の中で生きるイギリス人が学ぶ、 常識のマナーの一種。
そんな心得を持つ相方が幕が下りた途端、 如何に感動したかを私に熱く語りだした。 湧き出る感情を早く私に伝えるべく、 相方の口から発せられる熱を持った言葉は、 終始日本にはこんなに美しく、完成された美が有り、 それを母国文化として持つ私が、 とても羨ましいと何度も何度も言った。
相方は母国のイギリス文化を誇りに思って居るが、 日本文化も負けず劣らずだと言った。 相方の中での日本の尊敬レヴェルが、 一気にアップしたようだった。
会場を出ると案内係に誘導されて、 開演前に行けなかったお茶を頂く為に、 2階へ上がって行った。
2階には腰掛とそれより少し背の高い台が、 開き気味のL字に3-4列並べて有り、 その先には1段高くなった舞台があって、 そこには茶道具一式が並んでいた。
舞台に最も近い最前列に着席して暫くすると、 係りが茶菓子の饅頭を配り、 それが終えると舞妓が舞台へ出でて、 直に一箭だけ点てた。
勿論相方は今迄何度か抹茶を飲んでいるが、 和装でお茶を点てるのを見るのは初めてなので、 またもや釘付け。 相方は彼女が点てたお茶を飲めると思っていたが、 残念ながら別の人の元へ運ばれ、 その一箭以外は、別に奥で点てられた物が配られた。
飲み方をまた教えて、一緒に飲んだ。 配られた茶菓子は結局二人共残したが、 その時配られた茶菓子を載せた皿は、 土産として持ち帰る様になっていて、 それを懐紙で綺麗に包んで持ち帰った。
宿に帰ると、相方は自分で撮った写真と、 私が撮り続けた写真を見て、 繰り返し今日は充実した一日だったと言った。 その言葉を聞いて開演までに会場に行って、 良かったと心底思った。