クール・ジャパン | N e w  Y o r k B l o w -NYでもタコ焼きを焼く英国人へ-

クール・ジャパン

今年もやってまいりました、


ニューヨーク・フィルム・フェスティヴァル!


10月23日からの17日間、
このイヴェントもリンカーン・センター主催の、
私達ニューヨーカーに大人気のプログラムで、
今年で既に43回を数える目玉イヴェント。
勿論カッコイイ俳優や綺麗な女優を今年も堪能すべく、
俺ッちも当然オープニングから顔を出して駆け走ってますよ...!

ここ数年リンカーン・センターの担当者が日本づいている様で、
また日本も「YOKOSO! JAPAN」(日本へいらっしゃい!)を、
政府を挙げて観光立国を目指して音頭取りの最中なので、
在NY大使館・政府挙げて協力を惜しまない状態が、
リンカーン・センター、いやニューヨーカーの需要に応えている状態だ。

Photo
オープニング作 「Good Night, and Good Luck」
に出席したパトリシア・クラークソン(L)、
フランク・ランジェラ(C)、ジョージ・クルーニー(R)の3人。
クルーニーのアニキぶりと映画好きって、
俺ッちの中ではどうしても竹中直人と繋がってしまう...。











Photo
「Good Night, and Good Luck」の、
プレミアに出席したレイチェル・ワイズ。
相変わらず可愛い♪







   




Diane Bondareff
Photo                                 
新作伝記映画「カポーティ」で
トルーマン・カポーティ
(「ティファニーで朝食を」の
著者)に扮した、 フィリップ・
シーモア・ホフマン。





                                    Attila Dory

今年の映画祭のメインに据えられているのが、
松竹誕生110年を核にした日本映画の歴史と、作品の紹介だ。
この映画祭で特定の国の、特定の映画会社を、
取り上げる事は未だ嘗て無い事であったが、
矢張りニューヨークでの日本ブームを仕掛けて、
それを作ってきたリンカーン・センターとしては、
日本を紹介するに当りどうしても避けて通れないのが松竹の存在だった。

また沢山の秀作を製作してきたのが松竹であった為、
逆手にとってそこをそっくりそのまま特集する事によって、
日本の優秀な製作者・監督そしてその作品を紹介する事が、
最も手っ取り早いと判断した様だ。
それに110年という1世紀を超える長い社歴を、
同時に祝う意味も含まれている模様。

日常を撮り続けた小津安二郎を有した松竹だけに、
その名も、「日常の美・松竹」となっていて、
普段着の日本の細かな美しさを現す様に、
西洋の華美な美しさと真逆の「美」を堪能させる。

もう、昔の日本映画が大好きな大好きな俺ッちとしては、
正しく垂涎物の上映ラインナップ!
リンカーン・センターとは全く関係ないけど、
バリウマの菓子折り包んでお礼に伺いたい位だ。

古い人間に育てられただけに、
矢張り映画は大きなスクリーンで見る方が好きなので、
こんな映画祭などで大々的に取り上げて貰うと、
バラエティに富んだ作品が彼是と楽しめるので、
こんな嬉しい事は無い。
(外国に居ると、余計にそう思う)

吉田喜重、溝口健二、木下恵介、大島渚、五所平之助、
野村芳太郎、渋谷実、篠田正浩、黒沢明、五社英雄、
小津安二郎等々...粒揃いの監督ばかり!
嗚呼、涎三昧...。

mve




隠し剣 鬼の爪






晩春


特に大島の初期の作品「青春残酷物語」や「日本の夜と霧」、
黒沢の「醜聞」、五所の「マダムと女房」、
小栗の「死の棘」、深作の「鎌田行進曲」、

野村の「砂の器」、「拝啓天皇陛下様」、
そして何より小津の「浮草物語」と「晩春」が楽しみ。
何度見ても良いねぇ~、日本の名作って。

他に目玉のホウ・シャオ・シェンの「カフェ・ルミエール」は勿論、
松竹が映画惨敗時代にも懸命に引っ張ってきて、
渥美清亡き後の寅さんシリーズに代わる作品を、
意欲的に作り続ける山田洋二監督の「隠し剣 鬼の爪」は、
切符が直ぐに売り切れただけでなく、
当日立見席が売り切れるほどの人気ぶり。

それでも買えなかった人が何人も、
「本当に無いの??」と切符売場に絶える事無く聞いてた程。
俺ッちも、4人の見ず知らずの人に「切符余ってる?」と聞かれた。
野田秀樹の監督作では中村勘九郎演じる「ネズミ小僧」も、
それも話題になっているので見るよ~。

当然オープニングの「Good night, and Good luck」は、
外人の濃い男前代表・ジョージ・クルーニー監督作で、
映画好きのクルーニーらしく丁寧に作られていて、
上映後の観客の大拍手に本人は大層嬉しそうな顔をしていた。

この映画祭と同時にニューヨークでは、
「NY Loves J-Cinema Campaign」を開催しているので、
昨年マンハッタンに戻って来たMoMA、ジャパン・フォーラム、
そしてジャパン・ソサエティでも日本映画を上映するので、
日本に興味を持つ地元のニューヨーカーだけでなく、
日本人旅行者が旅の合間にニッポンを再認識するには、
丁度良い機会になるかもしれない。

勿論俺ッちも好きな映画を探しては彼方此方回る積りなので、
暫くは相方を放置プレイに処する事に、決定!
「捜さないで...マリコ」(中島みゆき風)と書いて、
映画を梯子する事決定です...。 (ダレやねん、「マリコ」って!)
当分ニューヨーカーの「JAPAN」に関するお熱は、
在NYの日本人をも楽しませてくれるに違いない...。

相方よ、晩ご飯は冷凍庫の中です。

かくいう相方も今日は、ニューヨーク・フィルを聴きに行ってるけどね。



【今日のリンク】

 ニューヨーク・フィルム・フェスティヴァル

 期   間 : 9/23-10/9
 場   所 : リンカーン・センター内各会場
 券 売 所 : 公式HP内からリンク有

*当日券での入場は殆ど不可能ですので、
旅行者の方は前売券を必ずお買い求め下さい。