女の秘密
今日からまた、新しいオークションの内覧会が開催された。
それは「世界のセックス・シンボル」と言われた、
過日行われたケネディ家オークションを、
追い駆けるかの様にして行われるこのオークション。
早速、内覧に行って来た。
今回出品されるのは、ケネディ家のものと同じ感じで、
様々な物が出品されている。
直筆のサイン(芸能人用でない方のサイン)がされている物の代表格、
未交換小切手や契約書類、手紙類は勿論、写真家撮影による写真、
特注のヴィトンの旅行とランクやハンガー、眼鏡、
マスカラ、口紅などの化粧品類、付けまつげ(!!)、etc...。
今回もオークション担当者に付いて貰って、
個々の品々の解説をお願いした。
*クリックで拡大写真が見られます
($=¥100で算出)
木綿のサンドレス。先日亡くなった夫アーサー・ミラーと、
出して見せて貰ったら、モンゴメリ・クリフト、ヘンリー・フォンダ、
ジャック・レモン、フランク・シナトラ、師匠のリー・ストラスバーグ等、
当時の著名人達の連絡先を記した電話帖
ジャック・レモン、フランク・シナトラ、師匠のリー・ストラスバーグ等、
当時の著名人達の連絡先を記した電話帖
社会保障番号も記載してある、ハリウッド映画俳優組合会員証・1958年度用
最愛のJFKへの誕生プレゼントのモンロー自作の水彩画。
左下には最後の彼女の最後の誕生日付けで直筆メッセージがあるが、
その前に亡くなり渡せなかったという曰く付きの作品
予想価格:800万~1,000万円
モンローが生きていたらオークションに出すだろうか。
予想価格:800万~1,000万円
等々文字通り、身の回り品から調度品まで、
約300点余りが出品されている。
内覧会中でもちょっと引いてしまった出品物が、
モンローの下着類。
ま、単純に有名人の「物」という感じで見に行っていたが、
コレは、如何なものかと強く思った。
幾ら有名人でもうこの世に居ない人の物だからと言って、
下着を売るなんて、どういう了見だ!と思ったのだ。
まぁパンツは売ってなかったもののそれに近い、
ブラ、パンスト、ガーターベルト、ビスチェ...。
新品の下着類を買う時は「誰の匂い」もしないから、
何の気無しに手に取って見る事も出来るし、買えるが、
「誰か」の物だった物を触るのには、かなり勇気が要る。
それが家族の物だったりするのは「日常」の事だから良いが、
他所の人の物だったらどうだろう。
シャツやズボン類じゃなく下着類。
それも、女性の下着。
思いっきり、憚られる物だ。
だが、女性の下着だからこそ出る値打ちでも有る。
でも、その嫌悪感は日本人特有のものだと、
相方にこの話をして再認識させられる所となった。
相方もアメリカ人ほどオープンではないものの、
イギリス人感覚で見ても私の感覚は解ると言ってくれた。
神戸にあるファッション博物館等に収蔵されている、
中世ヨーロッパの下着類等の様に、
「資料」として閲覧できるようにすると言うなら、
理解も出来るし資料としての必要性も高いと思うが、
流石にオークションなどで競る物品としては、
私の感覚にはそぐわないと思った。
人間誰しも秘密は持っている。
しかし死んだ後は、それを守ることが出来ない。
本人の意思とは逆の方向へ向けられる事も、
秘密にしておきたい事も様々な形で公にされる。
その人に知名度が有ればある程、
人間の卑しさが勝って不特定多数の人に曝される事になる。
秘密が、秘密でなくなってしまう瞬間だ。
モンローが生きていたらオークションに出すだろうか。
幾らこの世に居ない人だからといえ、
こういう意味での尊厳を守る事も、
亡くなった人への敬意だと再認識した日でもあった。
そして、彼女は幸せだったのだろうかと、
今尚、謎の死を遂げた彼女に思いを馳せた午後だった。
ニューヨークでのオークション内覧は20日までで、
その後ロスで開催されて続いて6月4日に競売予定。
小額の出品物も有るので庶民でも手が届くものも。
6月4日 14時~(現地時間)
Barclay Butera, Inc.,
169 North LaBrea Avenue
Los Angeles, CA
全品内覧は上記で5/30~6/3まで、
全品内覧は上記で5/30~6/3まで、
ニューヨークではプラネット・ハリウッドにて、
一部を20日まで公開。
パンピーも入場可能。(要ID提示)









