プ~な携帯 | N e w  Y o r k B l o w -NYでもタコ焼きを焼く英国人へ-

プ~な携帯


ニューヨーク。
この言葉を聞いて、
「世界最先端を行く街」と誰もが思うだろう。
最新のファッションに身を包み、
ビシッとスーツを着たビジネスマンが小型の最新携帯を手に、
公園等の屋外でノートパソコンを華麗に操り、
世界の金融を動かしてるってなイメージが、
日本人には少なからず有る思う。

だが目の前に見えるこの街には、程遠い現実がある。
最新ファッションなんか買うお金はなく、
ボロ同然の服を着ている人は多いし、
屋外でパソコンを操る人なんて、
つい数ヶ月前から流行りだしたスタイルだし、
最新の小型携帯を使っているなんて、
勘違い甚だしい。
それ以上に笑ってしまう程、プ~なのだ。

日本からNYに転勤して来た人が一番困るのが、
携帯電話。
本当に困るのだ。
そう、予想を上回る低機能に...。

全米の携帯電話は日本人が思う以上に海外携帯は進んでない。
同レベルなのは、韓国、ノルウェイくらい。
重さも日本の10-5年前の重量で決して軽いとは言えず、
デザインもダサいし、未だにモノクロ画面が存在する。(-_-;)
ネット接続も出来ないし、充電池の性能が最悪。
日本の何百時間もの待ち受け時間なぞ、
アメリカではアンビリーバボーな、
遥か彼方の未来から来た魔法の電池だ。

そうなるとトーゼン、デジカメなんかも付いてない。
(ソニーの506ⅰシリーズなんて見たら、卒倒すると思う)
ポケベルのメッセージ受信らしき事は出来ても、
携帯専用のアドレスが無いからメールは出来ないし、
メールをしたいなら、日本撤退したPalmに類似した、
ブラックベリーと言う専用機種を用意しなければならない。
そして日本人が大好きな着メロが劇的に遅れてる!

よく映画で電話が掛かって来るシーンが出てくるが、
それは日本人の感覚からするとその音自体もオカシイ音。
チャララリーララー(これで解ってくれ...!!)
リリリリリーンって音にはNYでは殆ど聞こえてこない。
大抵、チャララリーララー。(涙)

着信音は日本製同様選択出来るが、
本体に記憶されている物でせいぜい5種類。
それも呼び出し音だけで、着メロではない。
着メロをダウンロードしようにも、
そんなサービスが発展して無いので、どうしようもない。

しかしそんなアメリカマーケットでも漸く、
着メロ市場が出来た。
だが着信音は日本の5年前の状況。
シンプルな音階で構成されたメロディと言うのか...。
市場が成熟するまでまだ時間は掛かる。
だが着メロ人気に拍車を掛けるように、
天下のビルボードも着メロランキングを
今週から発表しだしたが、
とても先進国で世界最先端の街とは言えない。

イギリスの携帯市場も同じらしい。
去年クリスマスに行った時に日本の携帯を見せたら、
両親とも、スゴイ、スゴイの連発。
お父さんなんて「改めて日本人の凄さを感じた」と、
感服していた。
お母さんは「日本人て、こんな小さい機械を
毎日何回も使ってるの??」と、
手先の器用な東洋人を羨んだ。
二人一緒の感想は、「もっと若かったらなー。」
携帯活用は今更無理か...。

一番解らないのは、そんなプ~な携帯を作っているのは、
何を隠そう日本企業なのだ。
どんな理由があるにせよ、余りにもお粗末だし、
全米進出時に日本企業だけ色んな制約を課せられるので、
それの腹癒せとしか思えない仕打ちだ。
ま、そこまで嫌いでも金儲けの甘い汁だけは
存分に吸いたいと言うのが本音だろう。

ま、これからアメリカに赴任される方、覚悟してきて下さい。
携帯契約の際には、まだまだ難関は沢山ありますからぁぁぁっ。




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