キャンディキャンディ | bleu-vert-et-bleuのブログ

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今の一番のマイブームはキャンディキャンディ!

好きなことは
絵を描く、展覧会、漫画、アニメ、ギター、読書、旅行、映画、食べることなどなど

8月に久しぶりに子供時代の友人に会った際、キャンディキャンディの漫画だけは持っていると聞いて、子供時代に仲間が少なくあまり聞くことができなかったあの質問を今更に投げてみた、そう、やってみたかったのです ニコニコ

「誰が好きだった?テリィ?」
 

「そうねえ、テリィはないね 滝汗  だれだっけ、名前忘れたけどあの兄弟の性格のいいほうの・・・」

「ああ、ステアね」

 

テリィ推しの自分ですが、好きな男性に順番につけるとすると

1 テリィ
2 アンソニー
3 ステア

 

なぜアルバートさんがいないのか 真顔

 

理由としては彼がイケメンで素晴らしい人であることは言わずもがななのですが、一人だけ大人だったため、どうしても恋愛の選択肢になかったそれだけです。

少し前にパティのことを取り上げた時に、そういえばステアについてはまだ語ったことがなかったなとふと思いだし、男性陣にフォーカスして漫画の再読をしました。

何度読んでもこの物語が、丘の上の王子様=ウィリアム大おじさまが最後にわかる衝撃のラストより、読後に何とも言えない虚しさのような余韻が残るのは、キャンディとテリィが結ばれなかった結末だけでなく、自分が好きだった男性3人が最終的に誰も幸せになっていないからなんです。

2人は早世、1人は10代で重しを背負わされる人生 ぼけー

これ、これが読後のすっきりしない余韻の原因なんです。

 

自分が母となり息子をもつ身になると、キャンディになって物語に入り込んでいた子供の頃よりはるかにつらい。

せめてキャンディがテリィと別れてしまっても、自分が好きだった最後の一人、ステアの幸せを垣間見れたなら、少しは救われたのかもしれない。

 

ステアは戦場に行ってキャンディへの愛情とパティへの愛情の違いを明確に認識していました。

ステアがパティを幸せにするという展開があったら、穏やかな二人が学生時代の恋愛を温めて結婚したという将来は読者に希望を持たせてくれたと思うのです。


アーチーとアニーが結ばれてるじゃないかといえばそうなのですが、アーチーはキャンディへの愛情を行動で示し、長年引きずっていた。それは言わなかっただけでステアだって同じ。

 

でも、恐らく彼が一番現実的で一般的な男性であるにも関わらず、個人的にはどうしてもアニーに妥協した感が残り、彼女への愛情が本物なのか見極めにくかったところがあります。

アードレー家という経済的にも社会的にも恵まれた環境にいながら、志願兵となって戦争に行った彼の選択が、何となく混とんとした今の時代に読むともやもやした気持ちになります。

 

もし10年前だったらまた違った感じ方をしたかもしれないです。

ステア、近眼だったのだから、「風立ちぬ」の堀越次郎のようにパイロットではなく設計の道に進んでもよかったのに。

生き続ける強さみたいなものを教えてほしかったなあと。

(そもそも近眼?でパイロットのテストに合格したのが不思議なんですが・・・真顔

 

アニメだとサングラスなんですが度は入っている?

キャンディをアードレー家の養女にしたのは大おじさまですが、それは三銃士が頼み込み願いを聞き入れたから、この3人が強くキャンディの幸せを願ったからなのにそのうち2人が早世ショボーン

 

これではキャンディに責任はないとしてもエルロイ大おば様が、キャンディを好きになれないのも今となれば仕方ないなあと感じてしまうところがある。

キャンディはアルバートさんに守られ、一時は記憶喪失になりどうなるかと思われたけど、アルバートさんはアードレー家の総長として子供の頃から守られていた。

 

長く生きることだけが幸せなことではないけれど、ステアが亡くなったことでパティも幸せになれていないし、この物語の最後の最後でステアが死ぬ意味を今も見つけられないでいます。

さて、話は変わって、最後にテリィのなびく髪について少しだけ ニコニコ

 

やはり髪型っていうのは見た目に大きなウェイトを占めるのですが、この最強の髪型は後ろから見るとどんな人もイケメンにみせる。

 

その代表がこのシーンですが、なんでこんな強烈なキャラいれてきたんでしょう・・・ ニヤリ

 

揺れるサイドの髪

立った襟とたばこ。イケメンに見せるアイテム

ああテリィ・・・

見返りイケメンではなかった喪失感


この人前歯3本だったんですね 滝汗 2本だと思っていました滝汗

 

再読して一番気になったのがこれって、まだこの物語を真剣に読めてないのかもしれないと思えてきました。
 

 

これはおそ松くんのイヤミへのオマージュでしょうか・・・