地球へ・・・漫画面白いです! | bleu-vert-et-bleuのブログ

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絵を描く、展覧会、漫画、アニメ、ギター、読書、旅行、映画、食べることなどなど

さらば宇宙戦艦ヤマトによってもたらされた、第一次アニメブーム、ファーストインパクトの多くは宇宙を舞台にしたSFファンタジーものだった。


その中に地球へ・・・がある。

あのダ・カーポのcoming home to Terra~という主題歌の作品。懐かしいです。

 

あとで知ったのですが、実は結構長い話なのに映画は2時間でまとめられているものだから、子供が予備知識なくみても、ストーリーは追えるもののわかりにくい。

 

なので当時ブログ主もなんとなく絵柄を楽しんで、なんとなく終わった作品でした。

それから時は過ぎ、20代初め頃にふと本屋で漫画を見かけ、あの頃のリベンジと言わんばかりに購入。その結末に度肝を抜かれた。

すごい、宮崎監督のナウシカ、富野監督のガンダムと並んでいる・・・ここまでだったのか竹宮先生・・・

 

当時少女漫画が歴史、恋愛ものが主流であったなか、女性漫画家が男性同様にここまでの壮大な宇宙SF作品を描けるのかと、それはそれはもう竹宮先生の創造性に心底驚かされたのです。

 

この時の驚きと言ったらなかった。


人間が与えられた環境下でどう生きるか、どう変化するか、を進化を織り交ぜて描かれる作品が好きなのですが、とうとうこの域に到達する女性漫画家がでたのかという驚きとでもいうのでしょうか。

そしてその流れで風と木の詩も読み、またも震えるほどの驚き。

 

全く違うジャンル。BLの流れを生み出した作品。その耽美性が漫画を超えフランス文学の域にまで昇華された作品といっても過言ではない。なんなの竹宮先生・・・

 

と、何十年と思っていた数年前に、少年の名はジルベール、そして一度きりの大泉の話です。もう言葉が見つからない。

これだけの作品が生み出された背景にもう一人の存在があったこと。

 

そして創作の様子など興味深い反面、読者としては知らなくてもよいところまでを知ることになった。

 

知ってよかったのか、読んじゃいけないものを読んでしまったんじゃないかと思ってみたり。

 

文化が生まれた背景にあった人間模様。本の感想は割愛しますが、それを漫画家先生の言葉で知ることができるのは大変貴重なことです。


地球へ・・・

何度かアニメのリメイクがされている。でもアニメは見ていない。漫画がおすすめ。

 

今読んでも古さを感じない作品。

映画のパンフレットにあった声優陣の方々のお写真。濃いいです・・・