新人看護師の頃から暫くお世話になった元上司が先日お亡くなりになられました。


肺がんを患い、抗がん剤治療を続けながら看護管理者として仕事を続けていらっしゃいましたが、抗がん剤が思うように効かず、繰り返し入退院されていました。



元上司、ぱっと見は少々強面で声も低く
第一印象は怖い…と思ってしまう人がほとんど私もそうでした


でも、スタッフにも患者さんにも愛情深い方で、私達後輩の看護に足りないものは何かを的確にアドバイスしてくれる温かい方でした。



元上司には2人の娘さんがいらっしゃり、子供さんが小さい頃に離婚されています。


最近よく報道されている、モラハラやDVと言った理由で離婚され
このままでは子供にも手を挙げられてしまうと思い、子供と一緒に逃げたと話しておられました。
私が適齢期になった時に、こう言う男はダメだよと自分の失敗談を交えてお話ししてくださいました。


自分が子供を守らなければならないと思う気持ちが人一倍強い、そんな母親でもあったと思います。

私が1.2年目の頃、時々娘さんから職場に電話があったのを覚えています。
下の娘さんが不登校になってしまい、その娘さんからでした。


1人で家庭を守り、仕事もフルタイムで夜勤まで頑張り…
わたしには真似出来ません。尊敬します。





最近虐待やDVの報道をみていて思うのが

母親が経済的な自立が出来ない
社会との繋がりが無い

そう言った人が夫の呪縛から抜け出せずに、虐待やDVを更に悪化させる傾向にあるのではないかと思います。


元上司は子供を守りたい一心でそんな夫から逃げた。


わたし1人で育て上げてやる!


と言う気持ちを後押しするのが、経済的な自立と社会との繋がり(身内や友達に助けてと発信するなど)なのだと思う。
看護師は離婚率が高いと言われていますが、経済的に自立できるのが大きいのだと、個人的に思っています。






話が逸れましたが


仕事をストイックにしていたし
厳しくも優しく接してくれて
部署が変わった後も、1人目の職場復帰後も
いつも会うと声をかけてくれて、気にかけてくれた元上司


何度となく救われました
私の恩人の1人です。




家族葬の前日にお顔を拝見させて頂いたのですが、とても優しく微笑んでいるかのようなお顔でした。


他人のことを気遣ってくれた元上司
自分の心配をされたり、他人に迷惑かけるのが嫌いだった元上司


会いに来てくれた方々が悲しまないようにとせんばかりの優しいお顔でした。



長い治療お疲れでした。
私を含め、後輩たちはいつまでも忘れません。
本当にお世話になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。