あなたは、「ジャーナリング」していますか。
ジャーナリングとは、
頭の中にあることを、
ありのまま紙に書き出す行為 のこと。
日記と似ているようで、
実は目的も効果もまったく違う。
ジャーナリングの核心は、
「自分の内側と対話すること」
心理学では “書く瞑想(Written Meditation)” とも呼ばれ、
脳科学の分野でも
心の整理・感情処理・ストレス軽減 に
有効とされている。
日記は「何が起きたか」を記録するもの。
ジャーナリングは、
「自分の内側で何が起きているのか」を探るもの。
だからこそ、
うまく整理できなかった気持ちがスッと分かり、
言葉にすることで脳が処理を始める。
研究では、ジャーナリングは
つぎの3つに大きく効くと言われている。
1. 感情の“排出”
頭で抱え続けるストレスは、書き出すことで外に出る。
脳は「もう考える必要がない」と判断し、負荷が軽くなる。
2. 自己理解が深まる
文字として見える化されると、
自分でも気づかなかった本音や思考のクセが見えてくる。
3. 自己回復力の向上
書くことで感情の整理がつき、
前向きな意味づけへと心が自然に変化していく。
人は感情が高ぶると、
脳の扁桃体が過剰に反応し、
思考や判断をつかさどる
前頭前皮質が働きにくくなる。
ジャーナリングで言語化すると、
前頭前皮質が再び活動しはじめ、
感情が整理され、落ち着きを取り戻す。
つまり、ジャーナリングは
脳のモードを“混乱”から
“整理”へ切り替えるスイッチ のようなもの。
人は無意識のうちに、
頭の中で何十もの思考や
感情を抱えて生きている。
書くことは、その渋滞をほどき、
心にスペースをつくる行為。
心の中の“声”が聞こえるようになり、
自分の本当の望みに近づいていく。
それがジャーナリングという習慣の本質だ。
最近は「ジャーナリング」が世界的に広まり、
心を整えるためのシンプルで
強力な習慣として注目されている。
では実際のところ、何分書くのが一番いいのか。
研究が示す答えは、とても明快だ。
ジャーナリングの最適時間は「5〜20分」。
この時間帯こそが、心理学的にも脳科学的にも、
最も効果が高く、心に負担がかからず続きやすい。
20分を超えると、分析が深まりすぎて
同じ考えを反芻し、
気分が沈みやすくなる という指摘もある。
長く書けばいいわけではない、ということが示されている。
短い集中時間のほうが脳は整理しやすい。
ジャーナリングは、“積み重ね”の効果が大きい習慣。
毎日でも、週に数回でも、
自分のリズムに合う形がいちばんいい。
5〜20分の小さな窓 が、
心を整え、人生の方向性を照らしてくれる。
モヤモヤをスッキリさせるには
ジャーナリングがおすすめだ。
いつもありがとう
愛を込めて🥰
