こんにちは、佐藤です


先日、ある質問をいただきました。

Q 「一点質問ですが、人はなぜ煩悩を持つことがゆるされているのでしょうか?
宇宙や自然の摂理を考えると、どうしてもわからなくなるのですが、、、
煩悩がある故にネガティブなものを造っているような気がします」


それは、肉体があるからです。

大昔、宇宙のエネルギーから物質が派生して、
進化に進化を重ねて動植物が今の体系にまで成長を遂げてきました。

同時に平行して作ってきたのが、
肉体という神経系を介して生み出された様々な感覚、
概念、価値観、感情
です。

さらに肉体を持っている限り、
生理的な欲求は肉体の機能を維持する、
または種を保存する上で、生物進化論的に必要な機能
です。

宇宙や自然の摂理、すなわち大本のエネルギーの側面と、
物理的な生理学的メカニズムが混ざり合うことで、
煩悩が生じます。

ですからあらゆる悩みの根本的な発生原因は、
肉体という豊かな感覚を感じられる
神経機能を持っているからこそ生み出されるものです。

そしてまた、
人間は豊かな神経機能を持つ一方で、
理性を兼ね備えた動物です。

自分を統制する理性をしっかりと働かせ、
過去一切の足かせや制限を手放すとき、
人は自然と「悟りの意識」の領域へ到達します。