こんにちは、佐藤です

ツキがある人とない人の決定的な違い。

苦手意識(不快感)が生じるには、以下の4つの法則がありました。

1つ、知識、スキル、方法論などの不足によるもの

2つ、現在の自分自身による認識(捉え方)によるもの

3つ、過去に自分自身が似たような経験によって抱いた不快感、感情が無意識下に閉まってある場合

4つ、過去を含め、自分以外の感情が、無意識下に閉まってある場合


今回はその2つめである、
「現在の自分自身による認識(捉えかた)によるもの」

のつづきです。

多くの方が抱いている苦手意識、不快感に、
拒絶されることに対しての恐怖感や不安感が存在します。

拒絶されることがイヤだから、
人と関わることを避けたり、
壁を作ったり、心を開けなかったり、
気を使いすぎていつも気疲れしてしまったり、
チャレンジすることを恐れたり、
それによって生じる葛藤に悩んでしまいます。

拒絶されることに対しての苦手意識や不快感がある方は大抵、
どのような人とでも波風を立てずにうまく付き合わなければいけない。
どのような人にも好かれなければいけない。
どのような人とでも価値観が合わなければいけないという感覚などが、
多かれ少なかれ必ず存在しています。

このどのような人とでも、という強迫的な感覚があることによって、
その不快感に縛られて、ついには行動が抑制されてしまう
のです。
それは目隠しをして歩いて怪我をするのが怖いから、
歩くのをやめればそもそも怪我をすることはないから止まっている、という感覚と同じです。

この強迫的な感覚の土台となっている認識(捉えかた)の一つに、
自分はどのような人にでも受け入れられなければいけない
という無意識の感覚が存在しています。

これを大きく解釈すると、
70億人の人間がいるならば、
その全員に受け入れられなければならない。という感覚です。

さてここで質問です。

人間の大脳が、良好かつ親密な関係を築ける人数の上限は何人だと言われているでしょう?

少なくとも70億人ではありません(笑)

たったの150人です。

ジャングルに生息する原住民を調査してみても、
150人以上の集落は存在せず、
150人を超えると自然と派閥ができて分裂してしまうそうです。

これは動物の大脳の大きさと、仲間との良好な人間関係が築ける能力は比例している。という生理学的な能力を科学的に検証したものです。(Dunbar 1993)

ではその150人の中で、
あなたと全く同じ価値観、物の見方を持っている人は何人でしょう。

実際は1人もいません。

70億人の人がいたら、70億通りの感覚、価値観を持っています。
遺伝子が同じ双子でさえも、性格や価値観が違うのに、
遺伝子が違う人どうしの性格や価値観は違って当たりまえですから、
そもそも合わないことが当たり前です。

ではそもそも合わないことが当たり前と始めから理解していたならば、
拒絶への恐怖や不安は生じづらくなります。

そしてあなたの人生の中で、
価値観が合う、合わないに関わらず、
長い付き合いになる、ならないに関わらず、
馬が合う、合わないに関わらず、
縁、出会いや別れは全てあなたの力によるものだったでしょうか?

特に出会いに関しては、あなたが出会おうとして出会えるというものではなく、
様々な力や働きによるものが多いことでしょう。
どんなに仲が悪くても一緒にいなければいけないような縁もあれば、
どんなに仲が良くても離れなければいけない縁も存在します。

現在の縁を良好に保つのはあなたの感謝・愛情次第でしょうが、
特に出会いと別れに関しては、縁によるところが非常に多いものです。

今までの人生での出会いは全て、自分の力で会いたかった人に全て繋がり、
会いたくないような人とは一度も出会ったことがない人は、
誰1人としていないはずです。

様々な縁の中で磨かれ、学び、経験を蓄えたうえで、
ようやく自分と馬が合う人と自分の意志によって縁を手繰り寄せる、巡り合えるようになる。
それはまるで主人公が成長していく大冒険のようですね。

ではそもそも出会いや別れの大部分はあなたの力によるものではないのならば、
あなたがどうしようもない部分に恐怖や不安を生じさせる、心の警報を鳴らす必要はどこにあるのでしょうか?

もしもあなたが現在可能な限り出来ることをその縁の中でしているのならば、
あとはどうしようもないことですね。
それこそ運命川にまかせるしかありません。

あとはその都度、現在の自分が出来ることを磨き、高めていくことくらいでしょう。

この縁というものへの認識(捉えかた)を変えるだけで、
拒絶への恐怖や不安感は半減するものです。


3つ、「過去に自分自身が似たような経験によって抱いた不快感、感情が無意識下に閉まってある場合」