お子さんはダウン症です~こども達との軌跡No.1 | ひだまり MY LIFE *今日も小さな幸せにフォーカス*

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北海道函館市の隣町七飯町在住。わたしは障がいを持つ子ども達の母です このひだまりMYLIFEは、日々の小さな幸せにフォーカスしています。意識したことは、あなたの世界になります。あなたは、何にフォーカスしますか?良い人生を⭐



ご訪問ありがとうございます



日常の小さな幸せを描くひだまりイラスト作家

INOCHINOIBUKI(いのちのいぶき)です



わたしは

ダウン症(19)を持つ息子と

重度自閉症を持つ娘(16)の母です

(2021年現在)



【子ども達との軌跡】は
2016年に書いた記事をまとめたものです


自分の人生振り返りの為


そして
様々な状況や状態の方が
いらっしゃると思いますが


誰かお一人でも
お役にたてたなら
という理由で綴ったものです


ご興味がある方は
お読みいただけたなら
嬉しいです


必要なあなたに
どうか届きます様に


※障がい告知などの事も記していますので
お辛くなる方は
スルーしてくださいね






【子ども達との軌跡】全7記事





No.1『お子さんはダウン症です



~2016年記~




いまから16年前の冬の始まり




陣痛が始まった夜と
次の夜を越えて
息子は誕生しました

一瞬うぶ声が
聞こえました



……が




むすこが、なにやら
パクパク口を動かしてるのが
目に入りました

看護士さんらが
わたしから
少し離れた
場所に
むすこを寝かせ
医師を呼び
なにやら処置している様に
見えました


寝ながら見ていると



医師が近寄ってきて
ちょっと微笑んだような顔で




様子を見るけど大丈夫と
私におっしゃり
赤ちゃんは
乳児の集中治療室に運ばれていきました



陣痛と陣痛の間にうとっと
しましたが
一昨日の夜から
殆んど寝てなかった
わたしは
あまり深く考えずに
眠りました





その2時間後
わたしは、夫から聞いて
むすこが、ダウン症の
疑いがあることを知りました





頭が真っ白になりました



すぐ
現実を受け止められませんでした




何かの間違いに違いない
きっと大丈夫に違いないと
思うのでした





内臓の機能もちゃんとしてるか
分からないので
調べるらしいと
夫から聞いた後



看護士さんが来て
わたしは
乳児の集中治療室に
案内してもらいました




色んな機械に繋がれた
むすこを見て
どっと
涙が溢れました




当時は
天国から
地獄に突き落とされたようだと
思ったものでした





ダウン症で生まれた
赤ちゃんは
二人に一人くらいは
心臓の疾患があるようですが





我が子は、
大丈夫でした

合併症もありませんでした


後から思えば
とても
幸運な状態だったのです


けれど


この時のわたしは


障がいのある
子どもを
どうやって育てていけば
よいか

一体私達の将来は
どうなるのか
……



まるで
砂漠にでも
おいてけぼりにされたような
気持ちに
なっていました





むすこより先に
わたしは、退院しました
そして
母乳を持って
入院している
むすこの元に毎日通いました



家で母乳を絞りながら
母乳より涙がはらはら
落ちてきたのを
思い出します




出産したばかりは
大変デリケートになり
健康な子どもを産んだママも
ブルーになる事があるようです



私のような立場のママも
大変デリケートになっていると
思います




私が辛いと
感じたのは
頑張れ等の励ましでした



皆、そうだと思いますが
辛いときは
もう、気持ちがいっぱいいっぱい
頑張っているので…



もう、これ以上どう頑張ればよいの?


思う場合もあるように思います



それでも



わたしは
何かの間違いに違いないと
ずっと
思っていたんです




ダウン症の
染色体の検査結果が出るまで
祈るように
思っていました






1ヶ月待ちました



医師は、
私達夫婦に
染色体の写真を
指しながら
こう、教えてくださいました





「ここの
部分
3本になっているでしょう?」





「お子さんは


ダウン症です」






凄く簡単に言えば
ダウン症は
健常な人より
細胞の中の
染色体の数が一本多いのです




1ヶ月の間に

ダウン症の本を読み
当時買ったばかりの
パソコンで、何度も調べていました

繰り返し夫や父や母と話し
ある程度落ち着いては、いましたが





決定的な事を言われた、と
思いました





病院から出たとたん
こらえきれず
熱いものがこみあげました



わたしは、
自分の気持ちで
いっぱいいっぱいでした




大丈夫だよと
言ってくれる夫や

後から退院したむすこを
なんて、可愛い子どもなんだろうと
あやしてくれる
父と母の気持ちまで


考える余裕がありませんでした






それから



わたしは
沢山の人達と出会って
いくこととなりました




何度も立ち止まり
転び
途方にくれた道のりでした
しかし
同時に
人の温かさを
沢山いただきながら
歩んできた道のりでもありました




我が子が障がいを持っていなければ
出会えなかったのでは
ないかと思っています




この
わたしの道のりが
一人でも
あなたのお役にたてるならと
思い
当時の姿をそのまま
綴っていきたいと
思います




愛と



感謝をこめて







つづく







クローバー貴重なお時間を使って

最後までお読み頂きまして

ありがとうございましたクローバー




生まれてきてくれて

ありがとう

そこに居てくれて

ありがとう




あなたのこころに

いつの日も

ひだまりがありますように




小さな幸せを描くひだまりイラスト作家

INOCHINOIBUKI(いのちのいぶき