●違和感の正体
菅原千枝です。
<描き上げた作品は部屋に飾らない>と書きました。
でも、目に慣れない作品は部屋に飾ります。
目に慣れない作品は、いいと思う反面、なんとなくの違和感も感じます。
たぶんそれは、いつもと違う風景や状況にドギマギするのと同じ。
作品の場合のそれは、色合いです。
特に、組合わせたことがない色、使う頻度が低い色が、そう。
相性がいい、なじむ、組合わせがいい
≪色には決まりがある≫と思っていました。
でも、色のアレコレを知って、絵を描くようになって、そんなもの無いんだってわかりました。
描いている時、誰かが決めた決まりごとはどこかに置きざりにします。
作品の良し悪しには<目に慣れている>というのがあると思うのです。
描き上げた作品がしっくりこないのは、目に慣れていないからというのもあると思うのです。
だから、そういう作品は飾って、毎日見て、慣れていきます。
そうしていると『やっぱ好き』ってなります。
【今日、鏡が割れる】