近藤喜文監督のこと | ~明日も生きていくあなたへ~

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ようこそいらっしゃいませニコニコ
 
 
スピリチュアルヒーラーのみずほです
 
 


このところ文化庁の芸術文化活動支援事業(長い!)の申請に追われてますびっくり
 

芸術全般この2月からずっと活動ができずもう逼迫してまして、
 
そのため多くの芸術家が動いて約500億円の予算を獲得して、活動支援にあてられるようになったのです。
 

しかし申請が複雑でトリッキーで大変!
思考をフル回転させています。
 
ハートもいつの間にかシーンとして音量が小さくなっておりシラー
 
 
家に帰って
オフモードでブログを書いています。
 
 

 
夏というのは、
遠い記憶がよみがえる季節でもあります帽子
 

わたしはもう何十年と
多摩地域で暮らしているのですが、


京王線の聖蹟桜ヶ丘駅
 

この駅は列車が接近すると
ホームで『カントリーロード』のメロディーが流れます音譜
 

もう有名ですよね。
聖蹟桜ヶ丘はジブリアニメ『耳をすませば』のご当地です。
 
 

この映画の監督、近藤喜文さん。
 

とても若くして亡くられてしまいましたが、
実は遠い夏、一度出会っているのです。
 

それは学生時代に地元の夏の行事で、
伊豆七島の式根島へ旅行に出かけたんですね。

 
そこで近藤さんご家族も参加されていました。
 
ご夫妻でアニメのお仕事をされていると聞いていましたが、物腰穏やかな近藤さんと、足がすらっと長い息子さんが仲良く民宿の広間で遊んでいた姿がなんとなく思い出せるのです。
 

近藤さんとはそんなに話せなかったのですが、
息子さんのしている腕時計が変わっていて、
それがきっかけで仲良くなりました。
 

海水浴をして、キャンプファイヤーを楽しんで、初めて見た天の川に大感激して、

一緒に過ごした数日間。

 
それ以降、
一度も会うことはありませんでした。
 
 

そして数年後、

新聞の訃報欄に近藤喜文というお名前、スタジオジブリで活躍されていたことが記事に書かれてあり、早すぎる死とその軌跡を知って衝撃を受けました。
 

近藤さんの監督作品『耳をすませば』は、
瑞々しい感性で青春のまぶしい1ページを切り取った物語。

ちょっと背伸びした夢見る恋愛とファンタジー。

リアルな街の情景描写もワクワクします…
 

映像のなかでは
繊細な男女の心の機微が見事に描かれ、

あの日、静かな柔らかい笑顔の近藤さんと重なりました。

 
映画に登場する多摩丘陵に立つ団地の夏の風景や、坂道、ラストシーンの眼下に広がる聖蹟桜ヶ丘の街。
 

実際に同じ風景を近藤さんも見たのだろうな…
 

聖蹟桜ヶ丘の駅で流れる音楽を聴くたびに、
近藤さんやご家族と過ごした一瞬の夏を思い出します。
 
それがとりわけ今年は
強烈に鮮明に思い出されるのです。
 

ホームで繰り返し思いを馳せると、
いつか近藤さんに繋がれるとわかります。

そのときは 
わたしにしかわからない近藤マジックをぜひ見せてほしいなと思います流れ星
 

みずほ