夫の家族構成は10年前に他界した義理の父、義理の母80代半ば、義理の兄60歳、と夫50代前半の4人家族構成だった。

私は過去の事は何も知らないが、夫は義理の兄をよく思っていないし、義理の兄は学生時代から引きこもりで世間知らず。義理の母は明るくよくしゃべる人、他界した義理の父は頑固で親戚や兄弟から嫌われていたと聞いていた程度だった。


4日前突然義理の母から私に電話が来た。

内容は「お兄ちゃん(義理の兄)が向かいの家のばあさんを車に乗せて遊びに行っちゃう」という内容だった。

義理の母は向かいの家のおばあさんをよく思っていないようで、義理の兄に気をつけろと前から注意を促していたみたいだった。


しかし、ここ数日義理の兄は仕事を休み毎日のように向かいの家のおばあさんを車に乗せて出かけ、夕方に帰ってくるそうだ。

いつもは話をしたり、どこへ行こうと誘ってくれたりすのに、ここ数日会話も無く不安になったようで私に相談の電話がきた。


私の中では義理のお兄さんは精神科に通って物に当たったり、内向的だったりの印象から、向かいの家のおばあさんに弱みでも握られて利用されてるんじゃないかと勘ぐってしまう。


そして次の日も義理の母から今日も向かいの家のおばあさんと出かけたと電話があった。


3日目、お母さんから震えた声で電話があった。

義理のお兄さんに「向かいのばあさんに気をつけろ」と言ったら義理のお兄さんが、発狂してしまい家の仏壇の遺影や遺灰をめちゃくちゃに破壊してしまったそうだ。


これは一大事だと思い、私は義理の母に「身に危険が及ぶようなら警察よんで」と言ったが義理の母は拒む。

私は仕方なく義理の母の住む市役所へ相談の電話を入れた。なにせ精神科に通ってる義理の兄だし、義理の母も前から義理の兄に対して大人しい子が爆発したら何するかわかんねって言っていた事もあり、緊急性を感じたからだ。


直接話を聞きたいと言うことで、義理の母と待ち合わせ、市役所へ行った。


ここでまた新事実が発覚した。

義理の母は市役所へ相談に行くのは2回目で、前回は義理の父からのDVで訪れたそうだ。


話は戻り、市役所の人は一つ一つ事情を聞き出してくれ、私も把握していない義理の母のことを知ることができた。


面談の結果

市役所の人から言われたのは、認知症の可能性があるんじゃないかということだった。


事実、義理のお兄さんが義理の母を脳神経外科に連れて行っている事、

義理の母の話が二転三転している事、

前の家のおばあさんを訪問した事のある市役所の支援員さんが知る限りだと、前の家のおばあさんはそんな事をする様な人ではないと。

被害妄想になっている様に感じるということだった。


義理の母と一緒に食事して会話したが、認知症なんて思わなかった。


でも脳神経外科に通っている事、被害妄想でチクチク横から母親に言われ続けたがために発狂した義理のお兄さん。夫の家族の過去の事を段々知っていくうちに、あぁ…認知症なのかもと思い始めた。


弟の嫁、他人である私は義理の母からの電話を聞き流せばいいんだろうか。

夫に話をしても様子を見てきてと言っても動かない、電話してみてと言わないと電話も掛けない夫に苛立ちを感じる。


親に放置(野放しと言ったほうが正しいか)されて育った夫。

教育面で放置されていたけど衣食住に困らなかった私。

物事を考える優先順位がこれ程までにも違うとは。


私の心が疲れた一日だった。