私が手術前に説明を受けたリスクの中のひとつです
深部静脈血栓症 と は血栓塞栓症とは:
下肢の深部静脈に血栓(血のかたまり)が生じることを
深部静脈血栓症 といいます
できた血栓がはがれて静脈中を流れ
肺動脈にまで達し
そこにつまることを 肺血栓塞栓症 といいます
肺血栓塞栓症が発症すると
低酸素血症 や 心肺停止 を引き起こすことがあります
肺血栓塞栓症 は他の原因でも起こりますが
ほとんどは深部静脈血栓が原因で起こります
深部血栓症が起きやすい状態とは:
手術や病気により 長期臥床が強いられ
血液の流れが悪くなるとき
服薬や外傷(手術を含む)に対する生体反応で
血液が凝固しやすく(固まり易く)なったとき
血管内の損傷
手術の歳はすべての条件が重なることが多いため
危険性が高くなります
手術に際して 深部静脈血栓症の発症危険率は
家庭で健康に過ごしている状況の約21倍 と
言われています
また 肺血栓塞栓症は 術後の安静期間を過ぎ
歩き始めたときに突然発症し
約20%の患者が 発症後1時間以内に死亡する
という統計があります
予防法は:
早期離床 および 積極的な運動
弾性ストッキングの着用
間欠的空気圧迫法(血液のうっ滞を防ぐ器具を装着)
血液の凝固を抑制する薬物の投与
私は リスクレベル『中レベル』でしたが
予防法すべて やってくださいました
肥満 高齢 のほか
糖尿病 心臓疾患 などの既往症がある場合は
リスクレベルが『高』になるようです
【術前説明パンフレットより 一部抜粋】