その前に東京のライブの事を書くのはどうかと思ったけれど、やっぱり今日しか綴る時が無いし、どうしても綴っておきたかった。
ラストワンマンツアー、遂にセミファイナルが終わってしまいました。
解散を発表して4ヶ月。
本当に早くて自分でもビックリしてる。
すぐに過ぎて行くとは覚悟していたけれど、こんなにも時間が過ぎて行くのが早いなんて。
東京、今までBLESSCODEがしてきたライブの中でも1番いいライブだった。
活動を始めてから1年が過ぎた辺りからずっと東京、東京って攻めてきた場所。
広島のバンドがいきなり良いイベントに出れるわけもなく、最初は平日に12バンドとか出るイベントの4、5バンド目に出演するのが多かったなぁ。
12時間かけて行ってそんなライブをして帰る。
動員も一桁の時だって余裕であった。
けど、ずっと自信はあったんだよ。
色んなバンド仲間が見に来てくれたりもしたんだけど、
『普通にメッチャかっこよかった!』
『出て来た時から気合いと空気が他のバンドと全然違うよ。』
って、言ってくれてたし、オレらもそう思ってたし。
きっとこれから先もっともっと大きくなれる!
って自信は常に持ってた。
あとは、絶対に今ここにいるバンドに負けねぇって事。
前にも言ったことあるけど、ホント東京のバンドは嫌いだった。
こいつら何の為にバンドやってんだよって思う事がその頃は多くて、話したくもないし、話も聞きたくないし、メイク終わったら車に戻って、ライブ終わったら車に戻る。
それぐらい距離を置いてた。
このオレがですよ?笑
けど、本当に思ってた世界と違い過ぎたんよね。
けど、観てる人はわかるのかなぁ。
あの頃は池袋ブラックホールの店長さんが気に入ってくれて
『BLESSCODEいいよ!絶対もっと伸びるよ!』
そう言って色んなイベントに誘ってくれたりした。
そこから少しずつ動員も増えて来て、半ば無理やり東京バンド居ないけど東京で主催とかもした。
東京で主催すんのに東京バンド居ねえのよ?笑
どんだけ友達おらんのや!って感じよね笑
けど、少しずつ動員が増えて行くと知り合う人も目を向けてくれて、本当に色んなイベントに出た。
その頃どんなイベントにでも来てくれてた子達には本当に感謝してる。
何度も助けられたし、心強かったよ。
そして、結成から2年半ぐらい過ぎた頃かな?
前回書いた、広島の親父的存在、中井さんの協力もあってGOD CHILD RECORDSに協力してもらってシングルリリースが決まった。
初の東名阪広でのワンマンツアーも決まり、亜季さんにサポートしてもらう事にもなって、正直ビックリしたよ。
だってオレら広島のバンドだよ?
東京でもそんなに知られてもないのに、亜季さんがサポートしてくれるって普通じゃあり得ない。
Sadieが活動休止してすぐなのに引き受けてくれた亜季さんには本当に感謝してるし、尊敬してる兄貴です。
ASAGIさんのお陰でDのO.A、800人規模の会場でのO.Aとか、普通じゃあり得ない経験を何度かさせてもらった。
それでBLESSCODEの事を知ってくれた人達も多いと思うんだよね。
そこから自分達で色々考えて少しずつ少しずつ動員も増えていったよ。
自分達でバンドを動かす難しさ、楽しさ、達成感、色々と先輩たちに教わりました。
本当にBLESSCODEは関わってくれる人達に恵まれてるバンドだと思います。
本当に幸せでした。
そして、23日、最後にはなってしまったけれど、高田馬場AREAで2度目のワンマンができて本当に良かった。
東京に通い始めた頃とは全く違う景色、空間、熱さがそこにはあったよ。
昔信じてた事は間違いではなかったなって。
都内でライブがあるといつも来てくれてた子、遠征して来てくれてた子、がんばって都合をつけて来てくれてた子、いつかは行こうと思って始めて来てくれた子。
本当にありがとう。
地方に比べると何十倍何百倍もいるバンドの中でBLESSCODEを見つけてくれて本当にありがとう。
同じ時代に生きる事ができて本当に幸せです。
本当に幸せなライブでした。
BLESS YOU
こうして、各地ワンマンで回る事ができたツアー。
BLESSCODEにとっては初めての箇所も増えたワンマンツアー、どの箇所も毎回記録を更新していけるような、そんなツアーでした。
そして、今日はいよいよ最後です。
昨日のインストアイベントではみんなに
『また明日ね』
って手を振って別れた。
けど、今日はその
『また明日』
って言葉が無くなる。
始まりがあれば終わりが来るのはわかってる。
けれど、終わりが来るのであれば幸せな終わり方で幕を閉じたい。
上手く伝えれるかはわからない。
このワンマンツアーが始まる前に
『最後までに気持ちを伝えたい』
って言ったんだけど、少しは伝わったかな?
こうしてブログに綴る事で少しでも伝わればいいなって思ってます。
まだ今日もBLESSCODEは生きてる。
今日、ステージから降りるまでBLESSCODEは死んでないし、今日が終わっても記憶だったり心の中に少しでもBLESSCODEって本当にいいバンドだったなって想いが出来る限り長く続いてくれると嬉しく思います。
最後の最後まで全力で音楽をぶっ飛ばすから、全力で受け止めてください。
エリア本番直前。
いつもこんな感じだけど、今日も変わらずこんな感じだと思います。
感情的でうるさいけど暖かいギターの音、掻き鳴らすよ。