広島ナミキジャンクションが約30年の歴史に幕を閉じました。
思い返せば初めて組んだバンドでナミキジャンクションに出たいなと思ってブッキングのシステムもよく分からず電話したのを覚えてる。
あのー、ヴィジュアル系のイベントに出たいんですけどー
って笑
だけど初めてナミキに出演するのが決まった時に当時すげぇ怖くてね笑
ナミキジャンクションって全国でもなかなか無いぐらい楽屋が狭くて、若手は使っちゃいけないらしいよって誰かに言われてね。
楽屋裏に室外機でムンムンしてる螺旋階段があるんだけど、真夏にそこでメイクした記憶があるなぁ。
実はそんな事は全然なくて先輩達に使っていいよって言われたんだけど使えなかったな笑
それからはずっとナミキジャンクションでライブしてた。
本当に可愛がってもらった。
沢山笑ったし、沢山怒られたし、初めてステージの上で涙も流した場所。
どんな時でも節目はこの場所でした。
色んな出会いもあったし、別れもあったけど素晴らしい思い出だし、いつまでも輝いてる。
ただ名前が変わるだけだけど、オレの中では大きな事で。
よく初対面の人に
バンドとかやってんの?どこでやってるの?
って言われた時に
ナミキジャンクションです
って言ったら
おぉー、凄いねぇ
って言われるぐらいの場所だったんだ。
勿論、オレと同じぐらいナミキジャンクションに思い出がある子達も沢山居て、ナミキの最後を見届けに行きます
って来てくれた子達も居て。
あぁ、みんなもオレと同じぐらい大好きな場所だったんだなぁ
って感じた。
今回ナミキジャンクション最後のイベントに呼んでもらえて本当に嬉しかった。
なんだかさ、ライブハウスの空気感と匂いがあると思ってるんだ。
ナミキの匂いってのがね。
何でだかわかんないんだけど、家で曲作っててもたまに感じる事があるんだけど。。。
それが凄く緊張感がある匂いで好きなんだけど、たぶん伝わらないだろうな笑
ふとした時に香るんだ。
季節の香りと似てるのかもしれないけど、ナミキの匂いがあるんだよ。
それはいつまで経っても忘れたくはないな。
10月からはセカンドクラッチになるけれど、変わらずオレ達は広島バンドとして胸を張って突き進んで行くよ。
出逢いは奇跡
時の流れで移り行く物の方が勿論多いけど、変わらない気持ちを持ち続けてね。