先日、ボケの木をいただきましたが、
またいただきました、お裾分けのお花たち。
今回は、
ゆりの花がボーンと咲き誇っております。
このゆりの花。
何度かいただいたことがあるのですが、
なかなかに香りが強い。
飾ってるこちら側としては、なんとか我慢してしまうのですが、
飾られている男性陣からは、クレームがたびたび入ります。
夫いわく、
「空腹にこたえる匂い」
なんだそうです。
なんとなくわかる気もします・・・。
今回も飾る前に悩みました。
やめた方がいいかなぁ。
捨てるしかないかなぁ。
ゴミ箱に行きかけるものの、
こんなにきれいだと、やはり躊躇します。
そのまま、飾ることにしました。
しばらくして、小2お兄ちゃんが学校から帰ってきました。
「ただいまー」とリビングの扉を開けて入ってくるなり、
「ん・・・? この匂いは・・・」
あ、やっぱり気づいた。
「苦手なやつだ!」
案の定な反応。
「そうだよねー。やっぱりやめておこう!」
と、ゆりの花を取り、
ゴミ箱に捨てようとした時、
「捨てちゃうの・・・?」
犬猫でも捨てると告げたかのように、
悲しそうな陰りを見せるお兄ちゃん。
え・・・。
元はと言えば、あなたが「嫌」と言ったのに。
なぜか私が、「綺麗なゆり」も捨てる、
血も涙もない母みたいになってますけど・・・。
そんな言葉は飲み込みつつ、
では、このゆりをどうするか、という話になりました。
私は、お兄ちゃんの中で不本意にも歪んでしまった母親像を立て直そうと、
必死で救済策を講じる。
「そうだ! ここに植えちゃおう!」
指さしたのは、
キッチン横のベランダにあった、
もう使われていない鉢。
何を植えていたのか、思い出せないほど、
ずっとそこにあった鉢。(片付けなさい)
「いいね! 僕やる」
我ながら、名案でありました。
キッチンからすぐ見える。
でも、匂いは届かない!!
「お水もあげなくちゃね」
夏、トマトの水やりに使っていたボトルで、
うれしそうに、水をあげるお兄ちゃん。
ふぅ・・・。
なんとか母親像、取り戻せたようだ・・・。
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そんなこんなで、植えられたゆりたち。
お兄ちゃんの素直な心の反応のおかげで、
みんなが我慢することなく、
純粋にゆりを楽しむ技が編み出せました。
ゆりの花も、うれしそう。





